なぜ、“ローティーンの女の子専用”端末なのか

» 2005年03月24日 02時14分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 「Sweets」のメインターゲットは“ローティーンの女の子”。auの端末ラインアップの中でも、ここまでターゲットを絞り込んだ端末はほかにない。

 この端末が生まれたきっかけは、「急成長するローティーン向けファッション市場を目の当たりにしたことだった」とau商品企画本部のプロダクトマネジメントグループで課長補佐を務める水野有紀氏。「ファッション業界の集まりに参加した社内のスタッフが、その市場の過熱ぶりに、衝撃を受けて帰ってきた」

 ローティーン向けファッション雑誌が人気を博し、「彼女たち自身がとても流行に敏感でお洒落」(同)。その上、親の世代がバブル期のブランド世代ということもあり、娘のお洒落に理解を示し、投資するという。「少子化で1人の子供にかけられるお金が増えている。両親に双方の祖父母、叔父叔母までが子供にお金を払ってくれるなど、今では“6ポケット”どころか“8ポケット”といわれるほど。とても恵まれた環境にある」(同)

 またKDDIが2003年に行った調査では、小学生が25%、中学生で50%くらいが携帯電話を持っており、この数は年々増加傾向にあるという。

 「ローティーンの女の子の携帯稼働数の伸びは、ほかの世代より高い。今後も新規を含めた市場が伸びると予想されることから、ローティーン向け商品をauのラインアップとして出そうという話になった」(同)

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