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| 規格名 | 802.16 | 802.16-2004(16d) | 802.16e |
| 策定時期 | 2001年12月 | 2004年6月 | 2005年9月予定 |
| 利用周波数帯 | 10〜66GHz | 11GHz以下 | 6GHz以下 |
| 速度 | 最大135Mbps | 最大75Mbps | 最大75Mbps |
| 変調、物理層技術 | QPSK、16QAM、64QAM | SC、OFDM、OFDMA利用可。MIMO、AAS、STCなど。802.16に加え256QAM、 | 左に加えSOFDMA |
| モビリティ | 固定 | 固定/ノマディック | ポータブル(歩行速度)、モバイル(時速120Km) |
| チャンネル幅 | 20M、25M、28MHz | 1.25M〜20MHz | 1.25M、5M、10M、20MHz |
| 利用距離(セル半径) | 3〜5キロメートル | 10キロ以下 | 2〜3キロメートル |
802.16eは、ハンドオーバー機能を追加したほか、OFDMのサブキャリアをグループに分けて、マルチアクセス(複数人での同時利用)を可能にするOFDMAを採用。「セルラーシステムへ適用させている」(庄納氏)
つまり携帯電話のような、モバイルに適用可能な技術となっている。実際、WiMAXを使ったモバイル事業に積極的な通信事業者も多い。
「鷹山や平成電電は(WiMAXを)やってみたいといっている。ワイヤレスブロードバンド推進研究会でも、これからどんどん出てくるだろう。潜在的にやってみたいというところは多い」(IDFで講演した総務省の総合通信基盤局電波部電波政策課検定試験官の塩崎充博氏)
通信のIP化の流れは確実にやってくる。
「アナログから狭帯域化、そしてデジタル化。通信技術はこのように進化してきたと言われるが、まだ高度化が甘い」。ルートの真野氏はそう話す。
携帯電話の通信技術は、そもそもが回線交換で音声を通すことを基本としている。W-CDMAで、IPではなく回線交換を使ってテレビ電話を実現しているのはその名残ともいえる。こうした回線交換を基本とした技術を乗り越えることが、通信の高度化には必要だというのが真野氏の考えだ。
「回線交換はギャランティード通信(保証された通信)だと思っている人が多い。しかし、保証されているのは“帯域”で、コネクション(接続性)はベストエフォート。輻輳時には接続ができなくなる。逆に、IPはコネクションは限りなく保証されるが、帯域がベストエフォートとなる」
現在の通信需要は、音声通話からIPを使ったデータ通信にシフトを続けている。W-CDMAやCDMA2000といった携帯電話の通信規格も、HSDPAやEV-DOなどに進化しようとしているが、これらの特徴はIPと親和性が高いことだ。
IP通信は遅延が起こる課題があるが、回線交換が必要とされるのは真にリアルタイム性が求められる通信──例えば遠隔医療だけに限られるのではないかというのが真野氏の考えだ。「音声通話ならば、300ミリ秒の遅延は許容できる」
IP化が流行するなら、そもそもがIPベースのIEEE802系の通信規格は、コスト面で有利になる可能性が高い。WiMAXのメリットとしてIntelは「一番のポイントは経済性」だと話す。
「目指しているのはグローバルスタンダードであり、社会的なインフラとして整備されていくこと。特定地域だけだったり、特定のアプリケーションにしか使えない技術はコストが高くつく。汎用的にすることで、コストの安い社会インフラが作れる」(インテル事業開発本部長の宗像義恵氏)
電話の世界から始まった規格がIP化へと進み、IPの世界から始まった規格がワイヤレスを経て、モバイルへと展開しようとしている。
こうしたIP化の流れが行き着く先には、携帯電話系の3G、3.5G、4Gと続く通信技術の進化と、イーサネット系のWi-Fi、WiMAX……と続く流れの競合があるかもしれない。「WiMAXは4Gワイヤレス技術になる」と米通信オペレータの幹部は話す(3月15日の記事参照)。少なくとも、電話技術と無線ネットワーク技術の棲み分けは曖昧になりつつある。
| とはいえ、まずはノートPCから |
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最終的には、WiMAXは携帯電話向け通信技術と対抗することになるかもしれない。しかし当初は“ノートPCのモビリティを高める”のがインテルの考えだ。 「WiMAXのチップセット(Rosedale)を、ノートPC用に2006年から2007年の前半には導入できるよう計画している」(Intel Technology Group John Roman氏) |
[斎藤健二,ITmedia]
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