東芝製の「W31T」は、Bluetooth機能やフルブラウザ、236万画素カメラを搭載しながら、20ミリという薄型化が図られた折りたたみ型端末。高機能ながら気軽に持ち歩けるWIN端末を目指した。
東芝端末としては初めて、PC向けWebサイトを閲覧できるフルブラウザ「PCサイトビューアー」を搭載。PCサイトを端末のディスプレイサイズに合わせてレイアウトする機能を装備する。
前モデルの「W21T」(2004年10月の記事参照)に続いてBluetooth機能も搭載。ハンドセットやハンズフリーカーキットを使ったハンズフリー通話やワイヤレスでのプリンタ出力、PCやPDAからのダイヤルアップ、Bluetooth対応機器との間での写真やアドレス帳、スケジュールデータのやりとりが可能だ。
W31Tに搭載されたのは236万画素CCDで、最大1600×1200ピクセルの静止が撮影が可能。Exif Print(Exif 2.2)および「PRINT Image Matching III」に対応し、それぞれの規格に対応したプリンタを使えば、撮影時に登録された撮影情報に基づいた写真をプリントできる。
KDDIの新サービス「安心ナビ」「聴かせて検索」への対応に加え、簡単操作で任意の相手に連絡可能な「ペア機能」を装備。あらかじめ5件までの相手を登録でき、少ない手順で電話やメールによる連絡を行える。
また前モデルのW21T同様、3Dグラフィックエンジン「T4G」が装備され、ハイクオリティな3Dゲームも楽しめる。ダイマジックのサラウンドプロセッサー「DiMAGIC Virtualiser X」により、広がりのあるステレオサウンドで聴くことが可能だ。
辞書機能は付属のminiSDカードに、約4万語の国語辞書、訳6万語の英和辞書、約3万6000語の和英辞書を収録した「辞スパ」を内蔵。セキュリティ面ではEメールの送受信フォルダにロックをかけられるようになり、ユーザーフォルダ内にもロック専用フォルダを用意した。
製品仕様は以下の通り。サイズ、連続通話/待受時間、充電時間は暫定値。
製品名 | W31T |
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サイズ | 約50×103×20ミリ |
重さ | 約116グラム |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約300時間 |
カメラ | 236万画素CCD |
外部メモリ | miniSD(16Mバイト同梱) |
メインディスプレイ | 2.4インチ約26万色ポリシリコンTFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | 1.1インチ約6万5000色TFCC液晶(112×112ピクセル) |
EZチャンネル | ○ |
EZナビウォーク | ○(地磁気センサーなし) |
着うたフル | ○ |
着うた | ○(ハイクオリティステレオバージョン対応) |
安心ナビ | ○ |
聴かせて検索 | ○ |
ボディカラー | ブルークォーツ、ソルティホワイト、ターマックグレー |
データフォルダ容量 | 約16Mバイト |
BREWデータフォルダ容量 | 約5Mバイト |
Eメール送信BOX容量 | 約500Kバイト |
Eメール受信BOX容量 | 約1250Kバイト |
日本語入力 | Mobile Rupo |
バイリンガル機能 | × |
Eメールバックグラウンド受信 | ○ |
発売日 | 6月下旬 |
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