au夏モデルが、次々と発表された。エルダー向けの「W32K」に続いて、フルブラウザ対応機やテレビチューナー内蔵機など5機種が発表されたほか、カシオ計算機製「G'zOne TYPE-R」も発表されており、auユーザーとしては目移りするところだ。
ITmediaでは先日、誌上で読者アンケートを行ったので、その結果を発表しよう。
回答したユーザーの加入キャリアを見ると、当然ながらauが9割を占めていた。しかし「ドコモ」と回答したユーザーも198人、「ボーダフォン」が101人、「ツーカー」20人、「ウィルコム」も149人いた。 |
アンケートでは、人気が高い機種とそうでもない機種の差が大きく開いた。1位を獲得したのは、「G'zOne TYPE-R」の42.5%。実に半数近い得票率で、堂々のトップ人気となっている。2位は「W31T」で23.7%。以下「W32SA」の18.5%、「W31CA」の10.2%と続く。
1位のG'zOne TYPE-Rをなぜ選んだか、という問いに対するコメントには、情熱的なフレーズが多く見られた。中でも目をひいたのが、「4年待った」というユーザーの多さ。
「4年待った。」「4年待ちました。待望の機種です。」「4年待ったんだよ@452使い」「4年も待ったから!! WIN版も欲しいし待ってますよカシオさん!!!!」
外見に満足したユーザーも多いようで、「かっこいいから」「純粋にかっこいい」「見た目が良い。」といったコメントがズラリと並ぶ。それ以外では、防水機能にひかれるというユーザーも多かった。なお、理由などない、という声も相当数いたことを付け加えておく。「理由なんていらないでしょう! これ以外考えられない!」
2位のW31Tは、やはり厚さ20ミリの薄型ボディが選ぶ理由として挙げられている。
「薄い・軽い・WINで一択!」「薄いから」「薄い。Bluetooth」。「今使っているW31Sが予想以上に角ばっていて大きく、しかも重たいので、できれば小さめでそれなりの機能を備えている東芝製にひかれます。」という声もあった。
フルブラウザ搭載や、カメラ画素数の向上もポイントにようだが、興味深いのは「Bluetooth対応」を評価するユーザーが多いこと。「次はBluetooth端末にと思っていた。今までのT端末からするとすごくデザインがいい(し、)カメラの性能がそんなに悪くなければ機種変決定です」
3位のW32SAは、多機能が高く評価されたかたち。「欲しい機能が全部入っている」という声が多く聞かれた。
テレビは見ないかもしれない……というユーザもいたが、中にはこんな声も。「使わない機能もあるだろうが、いらなければ、使わなければよいだけ。あってもじゃまにはなるまい。また、一度使ってみないと、どんなものかも分からない。機能がなければ、検証のしようもないので」。
4位のW31CAは、やはり320万画素カメラに注目するユーザーが多い。PCサイトビューアーもポイントのようで、「高画質カメラとPCドキュメントビューアー」「PCドキュメントビューアー搭載のため」と、多くのユーザーが理由にあげた。
ほかに目立ったのは「色」がかっこいいという声。赤系の“クリムゾンレッド”が気に入った、とコメントするユーザーが多く、隠れた人気要因の1つになっていた。
面白いのは、世代によって好みの差がくっきり分かれていること。10代の読者に1番人気だったのはW32SAで、実に34.6%に達する。この世代に限っていえば、G'zOne TYPE-Rの20.6%を上回るという“逆転現象”が起きている。若年層は多機能にひかれるのだろうか。
20代以上になると、G'zOne TYPE-Rの人気が不動のものとなる。20代で44.2%、30代以上では50.1%と、いずれも圧倒的支持率を誇っている。
もう1つ興味深いのが、「W31CA」が10代以外にはいまひとつ人気がないこと。10代では全体の18.7%とまずまずの支持率であるのに対し、20代では8.6%、30代以上でも8.5%といまひとつふるわないようだ。
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