Nokiaは6月13日、シンガポールで「Nokia Connection 2005」を開催し、7機種を公開した(6月23日の記事参照)。その中でも、会場で大々的にアピールしていたのが「Nokia 6280」「6270」の2機種だ。2005年第4四半期に市場に投入される予定。
いずれもSeries 40プラットフォームを採用。2メガカメラを搭載し、Bluetooth内蔵、音楽プレイヤー機能を搭載しているとところも同じだ。スライドボディの端末デザインもよく似ており、パッと見ではどちらがどちらか見分けがつきにくい。※初出がSymbianのSeries 40となっておりましたが、Series 40はNokia独自のプラットフォームです。
両者の最大の違いは、6280がW-CDMAとGSM 900/1800/1900MHzの両方をサポートするのに対し、6270はGSM 850/900/1800/1900MHzの対応に止まること。6280はその仕様上、日本でもリリースされる可能性があるが「キャリアと交渉している段階であり、詳細は未定」(Nokia)とのことだった。
6280の特徴は、3G対応を活かした高速通信だ。ゲーム、音楽、動画ファイルを素早くダウンロードできるとうたう。端末前面にVGAカメラを備えており、会話中にテレビ電話を開始できる「ビデオシェアリング」にも対応する。
音楽プレイヤー機能も備えており、MP3、AACやeAAC+といったフォーマットに対応する。外部メモリはminSDで、「1Gバイトのモデルにも対応する」(説明員)という。購入時には64MバイトのminiSDカードが付属する。
ディスプレイは約26万色表示のQVGA液晶。FMラジオ機能を備えるほか、PCとデータ同期するための標準規格「SyncML」をサポートする。これにより、音楽ファイルもPC側と同期させられるようになっている。
6270の展示では、「音楽再生機能」が前面に押し出されていた。会場では6270が多数用意され、ヘッドホンを装着してミュージックプレイヤーの音質を確認できるようになっていた。
端末側面のボタンを押せば、ワンタッチでボリューム調整が可能。6270とヘッドセットとBluetooth接続すれば、ワイヤレスに音楽を楽しむことも可能だ。
ディスプレイは、約26万色表示のQVGA液晶。音楽プレイヤーは6280同様、MP3やAACをサポートする。PCとのシンクも可能。ステレオスピーカーを内蔵しており、3Dサウンドを楽しめる。
外部メモリはminiSD。購入時に128Mバイトのメモリが付属する。FMラジオ機能を搭載している。
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