「好き」と「嫌い」のはざまで揺れる“教授”Mobile Weekly Top10

» 2005年06月23日 20時18分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 先週のトップは、N901iSの「感情お知らせメール」の記事。メール文章を読み取って「好き」「嫌い」「楽しい」などの感情を判定してくれるという機能で、NECの担当者は「中に教授が入ってるんです」と笑う。

 記事では、“教授”がどれくらいの判定能力を持っているか実験していた。メール送信者が受信者に好意を持っているのか、それとも悪意を持っているのか……。微妙な文章だったが、N901iSでは「嫌い」と判断していた。

 では、どこまでが「嫌い」でどこからが「好き」になるのか。ITmedia編集部ではこの謎を解明すべく、「教授千本ノック」を実施した。

 まず、いかにも悪意のありそうな文章から。「バカヤロー! お前なんか大嫌いだ!」――結果は「嫌い」。これはもっとも。

 ではちょっとひねって「ばかやろお(笑)お前なんか大嫌いだぁ」。――やや恋人宛てメールのようでもあるが、やはり結果は「嫌い」。

 文体を変えるとどうか。「いやんばかん。あなたがきらいでありんす」。――コイツは誰だ、というツッコミも聞こえそうだが、結果は「嫌い」。

 外人ぽいセリフまわしだとどうか。「あなたは、オバカですか? 私はあなたのことをきらうと考えます」。――結果は「質問」に。おお、ちょっと変化が見られた。

 否定後を伴うとどうか。「ばーか(笑)。そんなオマエが嫌い……てことはない、だなんていわないよゼッタイ」。通常の人間でも意味をとりづらいが、結果は「お知らせ」に。お知らせ??

 そして、いよいよ境目を感じる瞬間がやってきた。以下の文章は、「嫌い」ではなく「喜び」になっている。

 「おばか(笑)あんたなんて嫌いなんだから(^v^)」

 ……みなさんもご自由にお試しください。

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