アークライン“みたいな”海外iモード3G「N600i」──NECが開発

» 2005年07月01日 16時24分 公開
[ITmedia]

 NECは、海外iモードサービス向けの3G端末「N600i」を開発、ギリシャの通信オペレータ「COSMOTE」への出荷を開始した。

 海外iモード向けの3G端末「N600i」

 N600iは、世界初の海外iモードサービス向けW-CDMA/GSM方式のデュアルモード端末。同社の商用機として初めてエリクソン・モバイル・プラットフォーム(EMP)を採用した端末となる(2004年11月の記事参照)

 ボディデザインは、日本のN90xiシリーズで採用されたアークラインデザインを彷彿とさせる。同社はN600i開発にあたり、エリクソン・モバイル・プラットフォームをベースに海外iモード端末の開発ノウハウを活用したという。

130万画素カメラ搭載、Bluetoothも

 N600iは、130万画素カメラに2インチQVGA液晶を搭載した端末。外部メモリはTrans-Flashを採用、20Mバイトの内蔵メモリも備える。

 言語はスペイン語、英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ギリシャ語、中国語の8カ国語に対応する。

 USBやBluetooth機能を備えテレビ電話、DoJa準拠のJavaアプリ、Macromedia Flash、マルチメディアプレーヤなどの機能も利用できる。

 海外iモードは、E-Plus、KPN Mobile、BASE、Bouygues Telecom、Telefonica Moviles Espana、Far EasTone Telecommunications、WIND、COSMOTE、Telstraの9社がドコモからのライセンスを受けて商用サービスを展開中。ほかにも2005年のサービスインに向けてロシアのMTSが準備を進めるほかO2(英国)やCellcom(イスラエル)、StarHub(シンガポール)もiモードサービスの提供を予定している。

 同社は、今回投入する端末をベースに、他の海外iモードオペレータにも積極的にiモード3G端末を提供するとしている。

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