ロボカップ2005を、FOMAでライブ中継

» 2005年07月04日 15時56分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 人型ロボットの公式携帯サイト「ロボガレージ JACK」が、iモード向けにオープンした。

 京都大学ベンチャーのロボガレージ・ロボットクリエイターの高橋智隆氏の監修による、「クロイノ」「ネオン」「ビジオン」を中心とした、ヒューマノイドロボットや次世代ロボットを扱ったサイトだ。

 「ロボットをコンテンツとして捉えて、かっこいいから、可愛いから好きだ、そんな方々がたくさんいる」と、高橋氏はサイトの狙いを説明する。

米TIME誌の「Coolest Inventions 2004」に選ばれた「クロイノ(chroino)」を手にする、ロボガレージの高橋智隆氏

 一般向けに、ロボットをキャラクターとして捉えたコンテンツが多数用意された。各ロボットの動画や、待受Flash、PDF、キャラ電、着モーション、デコメールなどのほか、ROBOショップでは「ロボット用サーボモータ」などロボグッズも購入できる。

自ら起きあがるクロイノ

ロボカップ2005を携帯でライブ中継──チケットプレゼントも

 またロボガレージ JACK内で、「ロボカップ2005 大阪世界大会」のオフィシャル携帯サイトも運営する。7月13日かから7日間、世界35カ国から419チームが参加し、競技などを行う「ロボットに関するイベントとしては世界最大級」のイベントだ。

 同サイト内では、FOMAのテレビ電話を使った映像配信サービス「Vライブ」を使い、会場の模様をライブ中継する。また、ロボガレージ JACK契約者に11日から先着で、3000名にロボカップ2005の入場券(1200円相当)をプレゼントする。サイトに表示される画面を受付で見せてICタグのチケットと交換する仕組み。先着の枠が空いていれば、「当日会場の前で入会して入場券を受け取ることもできる」(エフビット)。

 同サイトを運営するエフビットコミュニケーションズは、インターネットマンションのプロバイダー事業を営んでいるが、「集合住宅内でロボットに何かやれることはないか。電話機から自宅の状況が心配な時に、ロボットに確認してもらって、複数のカメラを搭載しなくても確認できるとか、ロボットに無線LANを搭載して、イベント会場でもロボット1つ置けば無線LANエリアが自動的にできてしまう。そんなことがやりたい」(吉本幸男社長)という思いからロボットに関わる。

 ロボガレージ JACKへのアクセスは、「趣味」ー「アニメ/特撮」から。料金は月額315円。

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