D901iSは、家電やPCなどで録画したSD-Video形式(ASF)の動画ファイルを再生できます。どの程度のクオリティの動画までスムーズに再生できるか、再生時の機能としてどのようなものがあるのかを試してみました。
用意した動画はカノープスの「X-Transcoder」で作成したSD-Videoファイル(ASF)。サイズやビットレート、フレームレートを変えた4種類を再生したところ、以下のような結果になりました。
サイズ | ビットレート | フレームレート | 再生状況 |
---|---|---|---|
QVGA | 192Kbps | 10fps | 再生はスムーズだが若干絵が荒い |
QVGA | 384Kbps | 15fps | スムーズな再生が可能 |
QVGA | 500Kbps | 15fps | 動画の一部にコマ落ちが出る |
QVGA | 1000Kbps | 30fps | 音声のみの再生で動画は表示されない |
QVGAの500Kbps、15fpsの動画あたりがスムーズな再生の境目といえそうです。
動画再生時の機能についても合わせてチェックしてみました。
再生は端末を縦にした状態のほかに、QVGAサイズをめいっぱい使う「横再生」が可能。動画再生時に左上ソフトキーを押して「メニュー」を呼び出すと「横再生」が表示されます。
端末を縦にした状態では、音量調整が方向キーの上下、早送りが右方向キーの押しっぱなし、一時停止が決定キーに割り当てられています。再生途中でいったん終了したい場合は、左下ソフトキーの「しおり」を押すと便利。次に閲覧する際、前回の続きから見ることができます。
横再生時にしおりを挟みたい場合は、ダイヤルキーの「*」を押して縦状態の表示に戻してからしおりを挟むことになります。
動画再生時に電話やメールが着信した場合は、着信音が割り込んで通知を知らせます。通話やメール閲覧の終了後に決定キーを押すと、「中断位置から再生しますか」というアラートが出て、「はい」を選ぶと中断した部分から再生されます。
横再生時にも中断した部分からの再生が可能ですが、いったん縦の状態の再生画面に戻るので、メニューから「横再生」を選び直す必要があります。
長期ロードテスト「D901iS」 |
長期ロードテストとは |
ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。 読者のニーズが機種を決定なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。 |
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