大変間が空いてしまいましてすみません。引き続き、薄型WIN端末「W31T」のロードテストをお送りします。今回は、カメラについて見ていきます。
基本スペックをおさらいすると、236万画素のCCDカメラを搭載しており、オートフォーカス(AF)機構はありません。ただしマクロ切り替えは手動ではなくソフト操作で行います。
まずは起動時のレスポンスや、シャッターのタイムラグなどから。待受画面から左ソフトキーを押すと、カメラ機能が起動します。写真が撮れるようになるまで約2秒。抜群に高速というわけではありませんが、ストレスはありません。
側面には3つのボタンがありますが、端末を開いた状態では、中央のボタンがマナー設定、下のボタンがアプリ起動に割り当てられています。側面のボタンを使ってカメラを起動するには、閉じた状態で操作をします。
閉じた状態では、上のボタンと中央のボタンでメニューの選択を行います。1回押すと、サブ液晶のバックライト点灯、2回目で「MUSIC PLAYER」、3回目で「PHOTO&MOVIE」、4回目で時計に戻ります。目的のメニューで、下のボタンを押すと機能が起動します。「PHOTO&MOVIE」を起動すると今度はフォトなのかムービーなのかを選択するメニューが出るので、再度選択して決定しましょう。とにもかくにも、カメラを起動するだけなら端末を開けてカメラを起動して、再び閉じたほうが簡単ではあります。
さて続きは、カメラの静止画撮影に限って見ていきます。W31Tは、AF機構が付いていないパンフォーカスカメラだということもあり、シャッターレスポンスは高速です。ほぼ、押した瞬間に音が鳴って撮影が行われます。
撮影音は、「カシャ!」「シャララーン」「ハイチーズ カシャ!」「3、2、1 カシャ!」の4パターンから選べます。
au端末の例に漏れず、miniSDカードがささっている場合、VGA以上の解像度では自動的にminiSDに保存されます。撮影サイズは、下記の通り。最大でUXGA(1600×1200ピクセル)サイズの画像が撮影できます。ちなみにUXGAサイズではデジタルズームは効きません。
名称 | サイズ | 位置 | 保存先 |
---|---|---|---|
フォトメール | 120×160 | 縦位置 | 本体 |
壁紙 | 240×320 | 縦位置 | 本体 |
VGA | 640×480 | 横位置 | miniSD優先 |
SXGA | 1280×1200 | 横位置 | miniSD優先 |
UXGA | 1600×1200 | 横位置 | miniSD優先 |
連射 | 240×320 | 縦位置 | 本体 |
サイズは「メール」ボタンで順に変更できます。気軽に変更できるし、変更速度も高速です。十字キーの上下でデジタルズーム、左右で露出補正(±2.0までの12段階)というのは携帯カメラでは基本的な操作。側面の上ボタンでライトが点灯し、中央のボタンではデジタルズームを操作できます。下のボタンはシャッターです。
AF機構は付いていませんが、「EZボタン」を押すと電動でマクロモードに切り替わります。W31Tは、メカシャッターらしきものを搭載しており、普段はレンズが外から見えません。起動するとカバーが開いてレンズが現れ、シャッターを切るといったんレンズが隠れ、また開いてまた隠れます。で、絞りも2段階用意されているようで、マクロモードに切り替えると、より絞られます。このあたりの詳細は改めて詳細をお伝えしたいと思います。
次回は実際に撮影したサンプルを、東芝製の前機種「W21T」、CMOS採用ながら200万画素の「W31S」、カメラに定評のあるカシオの「W21CA」と合わせて見ていく予定です。
W31T |
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ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。一ユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。 読者のニーズが機種を決定なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。 |
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