CESA「2005CESAゲーム白書」「CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書・第二集〜2005年春調査〜」発刊

» 2005年07月19日 13時49分 公開
[ITmedia]

 コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は、毎年7月恒例の家庭用ゲーム業界の年次報告となる「2005CESAゲーム白書」(A4判、207ページ、税込6300円)と、今年2月に創刊した報告書の続編となる「CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書・第二集〜2005年春調査〜」(A4判、47ページ、税込5250円)を発刊する。

2005CESAゲーム白書

 「2005CESAゲーム白書」では、すでに発表された平成17年度通常総会での昨年2004年度の家庭用ゲーム業界の出荷量データのほか、「東京ゲームショウ2004来場者調査」「2005CESA一般生活者調査」「2005CESAシニア調査」「CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査・第二集」よりそれぞれ一部データを抜粋し掲載。海外の動向も米国、欧州、韓国、台湾のデータに基づき紹介している。

 新規の発表としては、2004年の1月〜12月に行ったレーティング審査件数が、874件に及んだことが挙げられる。

 これは、再審査・移植作品も含んだ数で、審査結果の内訳を見ると、「全年齢対象」がもっとも多く58.6%、次いで「12歳以上対象」「15歳以上対象」(共に15.7%)、「18歳以上対象」(8.7%)となり、「禁止表現」が含まれていることなどから「レーティング不可」となったケースが1.4%とのこと。

 また、2004年の100万本以上の出荷タイトルは7タイトルに止まり、トップは2004年12月31日までで360万本を出荷したプレイステーション2用ソフト「ドラゴンクエストVIII」であった。

 「2005CESAゲーム白書」では、今年でCESA設立から10周年を迎えることもあり、世界に存在する主要なゲーム関連業界団体の世界地図を作成し収録。活動年表をまとめた「CESAのあゆみ」なども掲載されている。

CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書・第二集〜2005年春調査〜

 「CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書・第二集〜2005年春調査〜」は、2004年12月に調査して今年発刊して以来の2回目となるインターネットユーザーにおける有料・無料ネットワークゲーム及び携帯電話ゲームコンテンツの利用実態、意識調査を中心としてまとめたものだ。

 一部データについては前回データと比較できるようになっております(日本に在住する13才以上男女を対象としたインターネットオープン調査。今回の調査データは2005年5月時点での調査となる)。有効回収数は全6304サンプル。

 これによると、「有料ネットワークゲーム」「無料ネットワークゲーム」のプレイ時間帯分布調査では、273人の「有料ネットワークゲーム」ユーザーにおける最頻利用時間帯は平日午後11時〜午後12時台が50.5%、休日は午後10時〜午後11時台が48.4%。1592人の「無料ネットワークゲーム」ユーザーの最頻利用時間帯は平日・休日共に午後10時〜午後11時台がトップとなった。

 また、携帯電話ゲームコンテンツ現参加者の1253人に対し、現在プレイしている携帯電話ゲームコンテンツのネットワーク接続状況を調べたところ、「ネットワークには接続しない(端末単独で完結する)」タイプのゲームがもっとも多く59.1%。次いで「必要に応じてネットワークに接続する」が41.7%、「常時ネットワークに接続している」が8.1%という結果となったと発表した。

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