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| 端末カテゴリー | 2006年 | 2007年 | 2008年 |
| PC系モバイル | 180万 | 420万 | 770万 |
| エンタメ系 | 120万 | 380万 | 680万 |
| 宅内無線接続 | 30万 | 450万 | 700万 |
| 合計 | 330万 | 1250万 | 2150万 |
こうした2000万強の需要に対し、「(携帯電話のような)FDDマクロセルでは、この需要を収容できない。(WiMAXなどに)80MHzくらいあれば、2000万の携帯電話以外のものも収容できる」(桑津氏)とした。
携帯電話サービスでは対応が難しい理由は、高速かつ定額・常時接続への対応が厳しいためだ。NRIの試算では、速度10Mbps級の定額制を3Gサービスで提供した場合、17M〜38MHzの周波数が既存ユーザー向けに必要になる。
NRIの調査によると、10Mbps級定額サービスを月額6000円で提供した場合、ユーザーの採用意向は15%。追加の帯域が17MHz必要となる。また月額3000円で提供した場合、採用意向は60%となり、必要な追加帯域は38MHzとなってしまう。
これに対し、高速・常時接続を前提としたWiMAXを使えば、2000万強の需要に対し、速度10M〜30Mbpsのサービスを80MHzの周波数(TDD方式の場合)で提供できるという計算だ。

郊外など広いエリアをカバーすることを前提に作られたマクロセルの3Gに対し、Wi-FiやWiMAXは狭い範囲をカバーするマイクロセルに適する。NRIでは、飽和の可能性があるのは都市部だと見ており、都市部でWiMAXを効果的に導入することで問題を解決できるとする。
高速・常時接続を実現する技術の中でもWiMAXを推す理由は、諸外国との整合性・互換性だ。
韓国では2006年に2.3GHz帯で、米国では2005年から一部地域を皮切りに2.5GHz帯でのWiMAX導入が予定されている。韓国はそもそもWiBroという独自の通信方式として導入を進めてきたが、2004年からはWiMAXの1つとしてグローバル標準化を推進し始めた。
日本では平成電電やYOZAN、KDDI、イー・アクセスなどがWiMAXの実験を始めているが、利用周波数帯などは不透明なまま。世界的に標準化が進む中で日本は立ち後れている。
| 各国の状況 | 日本 | 韓国 | 台湾 | 米国 |
| 商用化時期 | 2.5GHz帯は不透明。3GHz帯超は2006年から順次 | 2006年商用化へ | 2007年商用化見込み | 2006年本格商用化 |
| 想定帯域 | 2.5G/3.3G/3.5G/5.7GHz等 | 2.3GHz帯 | 2.5GHz帯想定 | 主に2.5GHz帯 |
| 補足 | − | WiMAXとのハーモナイゼーションを国策化 | 北米WiMAXとの一体化を予想 | − |
「世界マーケットのハーモナイゼーションを前提とするとWiMAXはやらざるを得ない。TDD換算で80MHzの帯域を用意しなくてはならない」と話す桑津氏は、日本側が世界に向けてイニシアティブを取れる方法がまだあると話す。次世代PHSをWiMAXとして推進していく方法だ。
「日本側がイニシアティブを残し得るのが、PHSの1.9GHz帯、TDDの2GHz帯。周波数が低くより使い勝手がいいバンドにWiMAXを移していく。次世代PHSはOFDM系TDD。WiMAXではないが、WiMAXとのハーモナイゼーションは図れるのではないか」

「PHS over WiMAXという議論を、まじめに検討する時期に来ている」(桑津氏)とした。
[斎藤健二,ITmedia]
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