ドコモが、8月2日に新機種5端末を発表した。各機種とも高機能というよりはデザインにこだわっており、それぞれ独自の特徴を打ち出している(8月2日の記事参照)。
記事を見て、どれがほしいと思ったか。読者のみなさんの声を聞かせてほしい(アンケートフォームへのリンクは本稿の一番下にあります)。
ITmediaが掲載した記事のアクセスで見る限り、読者の注目度が高そうなのが「P701iD」。外見に工夫が見られる701iシリーズの中でも、唯一「デザイナーとのコラボレーション」を明確にうたっており(8月3日の記事参照)、端末名称の末尾にも“アイデア”“アイデンティティ”を意味する“D”を付けて差別化を図った。
ボディを透過するイルミネーションは、「P901iS」で採用された“カスタムジャケット越しのイルミネーション”(5月17日の記事参照)というアイデアを踏襲したもの。同様の試みはauの「W11H」などでも見られたが、会場で実物を見た人間からは「確かに上品な光り方をする」と一定の評価が聞かれた。
基本は同じデザインながら、ラウンドとスクウェア、2種類の筐体を用意した点もポイント。写真では分かりにくいかもしれないが、つや消しのボディとつやが出るボディの2種類になっており、パッと見の印象も大分異なるようだ。
2番目に注目を集めたのは、「DOLCE」。特に背面に付いている“FOMA初の人口皮革”が人目をひく。ドコモは“大人ケータイ”という名称に「TM」(トレードマーク:商標)を付けており、おサイフケータイのようにこの路線を追求していく可能性もある。
ただし、実際に見た人間にいわせると「外見もさることながら、中身に注目したほうがいいかもしれない」。テンキーを押しただけで「『クイック』を押すと電卓などの機能を起動できます」と表示されるなど、全体に操作体系の解説が親切だ。エンタメ系機能にこだわる若年層よりも、上の年齢層を開拓できる可能性もある(8月2日の記事参照)。
以下は似たような注目度だが、三洋電機製FOMAこと「SA700iS」も話題だ。auで実績のある三洋らしく、「auにはあるがドコモではあまりない」サービスの1つだったGPSナビゲーション機能を搭載している。
各アプリケーションはBREWプラットフォーム上に構築されており、チップも米Qualcomm製(8月2日の記事参照)。実物を見た編集部員からは「端末デザインの雰囲気まで、どこかドコモらしくない」という声が聞かれた。
さながら「ドコモブランドのau端末が出た」という印象だが、ユーザーにどう評価されるか。興味深いところだ。
N701iは、従来の“N端末”のデザインから趣きが変わった点に驚きがある。伝統となったアークラインでなく、全く新しい角ばったスタイルを採用した。
N700iでも採用した着せ替えパネル「スタイルプラス」により、32通りのカラーバリエーションが可能。端末外側のこだわりもさることながら、編集部からは「内側のデザインもきれいだった」との声が上がっている。
それによると、つやつやしたタイルを敷き詰めたようなダイヤルキーのデザインが特に秀逸。フォントにもこだわりが見られるほか、キーの隙間からいくつものLEDが光る様子は他人に自慢できるものだ……という。
三菱電機製「D701i」は、端末背面の左右非対称なデザインが特徴的。この弧を描いた部分に光るのが、「エモーショナルイルミネーション」だ。
声の周波数に応じて色が変わるということだが、実際に試した人間によると「普通にしゃべっているだけでコロコロと色が変わる」。冷静に話している場合と、興奮して話している場合でも色が変わるため、そのあたりが「エモーショナル」と呼ばれるゆえんなのだろう。
実物を試したスタッフは、第一感として「面白い」という感想。若者に人気が出そうな端末だとの意見だった。
以上見てきたように、ドコモの5機種はいずれもオリジナリティを前面に打ち出したもの。話題性はあっても、「実際にほしいと思う」かどうかはまた別である可能性もある。ぜひ、読者のみなさんの意見を聞かせてほしい。
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