シャープは8月29日、カメラ付き携帯電話向けにオートフォーカス(AF)機構を搭載した300万画素のCCDモジュール「LZ0P3758」と「LZ0P3751」を発表した。LZ0P3758は、光学2倍のインナーズーム機構を備える。9月から量産を開始する。
LZ0P3758とLZ0P3751どちらも、スミアを起こしにくいFIT(フレーム・インターライン転送)方式に対応している。約300万画素の1/2.7インチCCDを採用、最大出力画素数は2048×1536ピクセル。
LZ0P3758は、同社製ボーダフォン端末903SHに採用されているのと同じモジュール。300万画素用CCDモジュールとしては初めて光学2倍ズーム機能に対応している。レンズが飛び出さないインナーズーム方式で、20×10×23.5ミリ、4.7ccに抑えた。
1個あたりのサンプル価格は、LZ0P3758が3万1500円、LZ0P3751が2万1000円だという。ちなみに2003年に発表された同社の100万画素CCDカメラモジュールのサンプル価格はマクロなしが1万1000円、マクロ付きが1万3000円(2003年8月26日の記事参照)。200万画素タイプはその1.5倍程度だった(2003年10月7日の記事参照)。
型番 | LZ0P3758 | LZ0P3751 |
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光学ズーム | 標準/2倍切替 | なし |
レンズF値 | F2.8(W)〜4.1(T) | F2.8 |
AF | あり(ステッピングモーター) | あり(リニアモーター) |
モジュールサイズ | 20×10×23.5ミリ | 22×13.5×10.1ミリ |
サンプル価格 | 3万1500円 | 2万1000円 |
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