“京ぽん”新端末「WX310K」発表(2/2 ページ)

» 2005年09月27日 13時55分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
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有償ライセンスキーをダウンロードし、機能追加

 OSは、京セラ独自のリアルタイムOSを採用。ダウンロードによる機能拡張は新しい試みだ。上述のFlashプレイヤーやQRコードリーダーのほか、「Picsel Viewer(ピクセルビューアー)」と「ミュージックプレイヤー」、端末を紛失したときに端末を操作ロックするなどの「リモートロック」、そしてMPEG4の動画を撮影・閲覧・メール添付できる「ムービー」機能を有償で追加できる。

 Picsel Viewerは、PC向けのドキュメントファイル閲覧が可能なソフト。PDF、Word、Excel、PowerPointファイルの閲覧が可能になる。本体側面の拡大/縮小ボタンはファイル閲覧時にも利用できる。

 ミュージックプレイヤーは、miniSDカードに保存した音楽を再生できる機能だ。miniSDカードに保存された、MP3、ATRAC3データを再生できるようになる。なお、イヤフォン端子は平型に変更された。携帯電話用の平型イヤフォンプラグが利用できる。

130万画素のCMOSカメラを搭載。背面はカメラと背面液晶を目立たせるデザインになっている(上)。左側面にあるイヤフォンジャックは、携帯電話でおなじみの平型ジャック。キーロックボタンは縮小ボタンに割り当てられている(中)。カメラにはマクロモードが付いた。右側面にはマクロ切り替えスイッチとシャッターボタンがある。シャッターボタンは拡大ボタンに割り当てられている(下)

文字入力には最新版「Advanced Wnn V2」を搭載

 携帯電話に比べて、PHS端末が遅れを取っていた要素の1つに、文字入力機能の弱さが挙げられる。

 WX310Kでは、Wnnシリーズの最新版となる「Advanced Wnn V2」を搭載(2月18日の記事参照)。ユーザーの入力履歴を学習する予測変換機能など、最新携帯電話と同等の文字入力ができる。

 メイン液晶は2.4インチのQVGA(240×320ピクセル)液晶。解像度は同じだが、2.2インチだったAH-K3001Vから、一回り大きくなった。

 また新たに、miniSDカードスロットを搭載した。USBマスストレージクラスに対応しており、端末下部のUSB端子をPCに接続することで、miniSDカードをPCから読み書きすることも可能だ。

本体下部には、mini-BタイプのUSB端子が付く

 なお、「WX310SA」「WX310J」はJavaに対応しており、ICレコーダー機能を搭載しているが、WX310K/WX300Kはどちらも非対応となっている。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 WX310K
メーカー 京セラ
サイズ 約50.5(幅)×100(高さ)×24(奥行き)ミリ
重さ 約123グラム
連続待受け時間 約500時間
連続通話時間 約5時間
電話帳 最大500件
メイン液晶 2.4インチ/240×320ピクセル(QVGA)
Webブラウザ Opera
Java
Flash 有償DL対応
予測変換 Advanced Wnn V2
MIDI音源 64和音
データ通信 1x/4xパケット、フレックスチェンジ、64k/32k PIAFS
内蔵カメラ CMOS約130万画素
セキュリティ リモートロック(無償DL)
その他 USBマスストレージ、音楽プレーヤー(有償DL)ピクセルビューア(有償DL)、QRコード(無償DL)、MPEG-4プレーヤー(有償DL)、miniSDスロット、Bluetooth

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