10月4日に開幕した「CEATEC JAPAN 2005」会場で、一カ所だけスペースがまるごと空白になっているエリアがある。平成電電が出展するはずだったブースだ。
平成電電は10月3日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したことを発表。同日記者会見を開き、佐藤賢治会長らが経営破たんした旨を報告し謝罪した(10月3日の記事参照)。それから一夜明けた4日、CEATEC会場の平成電電ブースには同社説明員の姿は見られなかった。
ブース内には「急遽展示中止」を告げる看板以外何もなく、がらんとしていた。ただ壁には技術内容を説明するパネルが残ったままで、同社が展示に向けて準備を進め、突然の中止に至った経緯が見て取れた。
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