ITmediaモバイルスタッフの“CEATECイチオシ”Mobile Weekly Top10

» 2005年10月06日 18時07分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 10月4日から開幕した「CEATEC JAPAN 2005」(特集記事参照)。今回のTop10も、ランクインした記事のほとんどがCEATECがらみのトピックだ。ドコモが今年もCEATECに照準を合わせて企画ものの端末4モデル(10月3日の記事参照)を出してきたほか、来春のリリースを目指すワンセグ携帯「P901iTV」(9月28日の記事参照)「W33SA」(9月27日の記事参照)、新生“京ぽん”「WX310K」「WX300K」が一般に初披露された(10月4日の記事参照)。技術面でも年末に搭載端末がリリースされると見られる2.8インチ液晶(10月5日の記事参照)をはじめ、携帯用VGA液晶や5Mピクセルの携帯モジュール(10月4日の記事参照)など、今後の携帯の進化をかいま見せる展示内容となっている。

 そんな中、取材にあたったスタッフが口を揃えて“イチオシ”としたのが、ドコモと三菱電機が共同開発している“キーボードがタッチパネル”の「2画面ユニバーサルデザイン携帯」。“これまでにない新しさ”を感じさせる点が、スタッフの心をつかんだようだ。

 最近の携帯電話は機能やデザイン面では洗練され、こなれてきた印象を受けるが、その半面、“これまでにない新しさ”を感じさせるものはなかった。

 そんな中、披露された2画面携帯は、携帯電話のような折りたたみ形状でありながら、開くと今までにない操作を体験できるユニークなもの。UIも製品に近い形にまで作り込まれており、“製品化が間近なのでは”という期待を抱かせる。実際ブースでは「いつから発売ですか」と問う声が多かったという。

 「背面に表示されるドット絵の表現力に驚いた」と話すのは記者S。「人がくねくね踊っているアニメーションは表現力が豊か。2画面携帯だけではなく、ほかの携帯にも載せたら面白そう」

 これだけドット数が多いと、アニメーションの表現力も増す。クラブ系、癒し系など、ユーザーの好みに合った光り方パターンがあると楽しそうだ。このあたりはデザイナーコラボしてほしい……

 記者Yは、「“見るからに液晶がタッチパネル”という感じではない点と、使いやすさとおしゃれさが両立している点に惹かれた」と話す。

 記者Gは、タッチパネルを押したときに帰ってくるフィードバックのリアルさに驚いた。「M1000にも押したことが分かる仕組みが入っているが、それとはまた違うクリック感のようなものがある。スクロール時の触感はぜひ試してほしい」

 ドコモと三菱電機の担当者は、「CEATECで、できるだけ多くのお客さんに触ったいただいて意見や感想をお伺いしたい」と話す。製品化の時期などは未定だが、来場者の声が製品化を後押しすることになるかもしれない。

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