11月下旬にも登場予定の「A1405PT」は、韓国の携帯電話メーカー、パンテック&キュリテル製の1X端末。厚さ20ミリ、重さ約98グラムのボディは、折りたたみ端末の現行ラインアップの中で最薄・最軽量となる。このA1405PTを、写真で見ていこう。
実際に手にとってみると、改めてそのコンパクトさを実感できる。その薄さゆえに、少々端末を開きにくい感もあるが、端末の側面には指を引っかけられるくぼみがあるため、慣れればそれほど苦にはならないだろう。端末を開いて持ってみると、手に当たる部分は角が落とされて手になじむようデザインされているのが分かる。端末上部に重心が来ることもなく、ホールド感は良好だ。アンテナ内蔵型のボディは無駄な出っ張りがなく、胸ポケットにもすっきり収まる。
背面は、半透過のクリアな素材の中にストライプがアクセントで入っているデザイン。サブディスプレイの文字は半透過の素材越しに、少しもやがかかったような形で表示される。
通話、メール、着うたなど、基本機能を重視するユーザー向け端末ということで、かなり機能を絞っている。カメラはマクロモードなしの33万画素CMOSで、EZアプリにも未対応。ゲームはBREWではなく独自プラットフォームのものがプリセットされ、メーカーサイトから追加配信されるゲームも独自方式のものとなる。
A1405PTは、ほかの端末とは異なる点がいくつかある。1つはダイヤルキーの形。最近の携帯ではボタンのサイズを大きくするためにフレームレスキーを採用するものも増えているが、A1405PTが採用したのは細長いバー状のボタンだ。
個々のボタンが出っ張っており、しっかりしたクリック感もあるため、押し間違いの心配はなさそうだが、大きなボタン型のキーからの移行は少々慣れが必要かもしれない。指の腹よりは、爪の先で押したほうが入力しやすい印象を受けた。ボタンを押したときの感覚は、どことなくドコモの超小型ストレート端末preminiのダイヤルキーに似ていた(2004年7月の記事参照)。
もう1つは、側面に操作キーを備えていない点。右側面に平型のイヤフォンマイク端子、右側面に充電端子を装備するが、メモボタンや上下キーなどは付いていない。
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