iフォーマット・フォーラム、地図差分更新のための規格標準化に着手

» 2005年10月17日 16時48分 公開
[ITmedia]

 カーナビ主要メーカー、自動車メーカー、関連業界各社で構成されるiフォーマット・フォーラムは10月17日、次世代地図フォーマット「差分更新フォーマット」の標準化に着手したと発表した。

 iフォーマットは、インクリメントP、クラリオン、ザナヴィ・インフォマティクス、パイオニア、三菱電機(50音順)を幹事会社とし、サーバ/クライアント間における通信プロトコル、クライアント側の物理格納フォーマットにて構成される地図用規格。同フォーマット利用により、端末へ常に最新の地図データを供給できるといった用途のほか、経路計算や経路誘導、スポット情報検索などをサーバ側でまかなうことで、最新の情報を瞬時にクライアント端末側へ反映し表示させることができるなど、従来のカーナビゲーション用途における機能向上に加え、携帯電話・PDAなどモバイル端末へのさらなる活用が期待される。

 差分更新フォーマットは、カーナビゲーション機器本体に収録される地図データが年々肥大し更新に要する手間や時間が増加する中において、更新に必要な分だけの地図データを提供し、格納されている地図データを容易に更新することを可能とするもの。2006年度中の仕様公開を目指すとしている。

 同技術は、10月22日に開催される「第39回 東京モーターショー2005」のクラリオンおよびパイオニアブースにて実演展示が行われる。

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