海外からも安否が分かる──iモード災害用伝言板サービスに新機能

» 2005年10月27日 15時46分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは11月1日から、「iモード災害用伝言板サービス」(用語参照)の機能を拡充し、海外からもiモードで安否確認を行えるようにする。安否確認を行えるのは、パケットローミングに対応した51の国と地域で、対応端末は「N900iG」(2004年12月の記事参照)。「M1000」(4月14日の記事参照)はiモードに未対応のため、インターネット経由で確認することになる。

 掲示板の月額利用料金は無料。通信料金はパケットローミングサービスの料金が適用される。

  • パケットローミングの対応エリア
アジア 中国、香港、マカオ、韓国(ソウル市内)、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インド、インドネシア
ヨーロッパ アイルランド、アゾレス諸島、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、カナリア諸島、ギリシャ、サンマリノ、スイス、スペイン、デンマーク、ドイツ、トルコ、バチカン、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マディラ諸島、モナコ、ロシア、スウェーデン
北米 アメリカ、カナダ、ハワイ
オセアニア オーストラリア
中南米 アンギラ、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、ケイマン諸島、セントビンセント・グレナディーン諸島、ドミニカ国、セントルシア、バルバドス、バミューダ諸島、プエルトリコ、米領バージン諸島
中東 イスラエル

 今回の対応は、同社の国際ローミングサービス「WORLD WING」「WORLD WALKER」の利用者増加に伴う施策。サービス拡充に合わせて、毎月1日に提供している災害伝言板の体験サービスも海外から利用可能になる。

 災害伝言板は、大災害が起こった際にiモードによる安否を確認手段を提供するサービス。ドコモが他キャリアに先駆けて2004年1月に導入し、以降、KDDIやボーダフォンもサービスを開始した。各キャリアの伝言板同士が相互リンクで連携するなど(2004年12月の記事参照)、利便性も向上している。

 災害伝言板サービスの利用状況


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