「902i」の謎に答えます──P902i編モバイル編集部、ただいま取材中

» 2005年10月27日 02時07分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 毎年冬に発表される90xシリーズの中でも、今回の902iシリーズはなかなか力が入っていると思います。個人的には、「プッシュトーク?」 と思うところもありますが各社力が入っていますね。

 中でも大きく様変わりしたのが「P902i」です。こういっては何ですが、P90xiは「デザインはいいけど、操作性がね……」と言われてきた端末でした。ところがP902iでは、ついにこの部分にメスが入れられています。

 新機能搭載! と華々しくいえるようなところではないのですが、“Pファン”にとっては新機能よりもうれしい改良点ですね。詳細は端末が発売されてからお伝えしますが、まずは試作機段階の機種については発表会当時の情報をお伝えしましょう。

 今回はP902iです。

Q:「P902iのminiSDカードは、何Mバイトまで使用可能なのか」

 はい。1Gバイトまで利用可能なようです。というか、動きました。同じLinux OSを使っている「N902i」は、前機種の「256Mバイトまで」という制限が「512Mバイトまで」に増えていますが、P902iはさらにその倍です。SD-Audioなど音楽を聴くのにいいですね。

Q:「今P901iを使っていますがメールなどの変換があり得ないくらい悪いです。以前Nと一緒のソフトを使っているからと聞いたことがあります。P902iでは日本語入力システムが変わったて改善されたようですが、N902iは変換の方はいいのでしょうか?」

Q:「P902iの予測変換を使用する際は、これまで通り十字キー下を長押ししなければなりませんか? それともWnnになったことで改善されたのでしょうか?」

Q:「P902iの文字入力等の端末の処理速度は改善されていますか? またカメラのオートフォーカス機能の有無についてはどうなっていますか?」

 はい。やっぱり多かった、P902iの文字入力に関するご質問。まとめてお答えしましょう。まず、十字キーの長押しはなくなりました。文字入力システムがAdvanced Wnnに変わり、いわゆる普通の予測変換機能を備えています。

 つまり、文字を打つと最初から辞書に登録されている候補が画面下部に表示され、下ボタンを“1回”押せば候補選択にフォーカスが移ります。それぞれの候補には数字が振ってあり、下ボタンを何度も押さなくても数字キーでダイレクトに選べるのも独特。ムーバ時代の「P」を思い出してもらえれば近いでしょう。候補から確定させると、次はその単語に続きそうなコトバが候補として表示されます。

 ちなみに、普通の5タッチのほか、ポケベル入力とムーバ時代の「P」をほうふつとさせる「ニコタッチ」的な入力法(画面下にガイダンスが出る2タッチ入力です)が選択できるようになりました。

 ただし、「T9」は今回から搭載されていません。慣れると便利なT9でしたが、ほとんど進化することなく(N902iではT9ダイレクトになって、便利だったのですが……)消えゆくことになりました。

 この文字入力周りは、6機種集めて比較テストもしたいと思いますのでお楽しみを。年明けになってしまいそうな気もしますが。

 それから端末の処理速度は着実に高速化されています。これまで高速だった「SH90x」がOSの変更で苦しんでいるので、P902iはかなり高速な部類に入りそうです。それから残念ながらオートフォーカス機構はありません。スイッチを手動で切り替えてくださいませ。

 さて、この後も続々ご質問に答えていきたいと思います。振るってのご質問、よろしくお願いいたします。また、902iの特集ページにも随時記事を追加していく予定です。

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