孫社長のゴルフと、ソフトバンクの事業の関係モバイル編集部、ただいま取材中

» 2005年11月11日 06時31分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 先日、ソフトバンクの中間決算があった。5年ぶりの営業黒字を達成し、さらに携帯免許も認可されたとあって孫正義社長は満足げな表情。今後、派手な先行投資を控える方針も示された。さらに孫氏は「健康にも気をつける」とコメントする。

 健康、というのはソフトバンクの経営体力のことか……? と思って聞いていると、孫氏は「先日、ゴルフで2アンダーで回った」と続ける。どうやら、純粋に孫氏自身の健康状態に気をつけるという意味だったようだ。「(事業説明と)併せて、ちょっと自慢を」と笑う孫氏。

 とはいえこのコメントには、微妙なニュアンスも込められている。孫氏はADSL事業立ち上げ以降、多忙をきわめていた。休日返上で仕事に取り組むため、「最近では好きなゴルフにも行っていない。それくらいこのADSL事業にかけている」と記者会見で気色ばむこともあった。

 今ではADSL事業が軌道に乗り、グループとしても営業利益を計上できるようになった。健康維持と称して、好きなゴルフに繰り出す頻度も上がってきたのかもしれない。そう考えると前出のコメントは、孫氏が健康などなりふり構わず仕事をしていた頃から、状況は変わってきたことを示唆するといえそうだ。

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