デコメールは「センスが問われる」?モバイル編集部、ただいま取材中

» 2005年11月25日 10時20分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 最近の携帯はいろいろと新機能が追加されている。ユーザーによっては「なんか一度も使ったことないんだけど」という機能もあるのではないだろうか。

 たとえばドコモのデコメールあたりは、「メールがカラフルになり、もらって嬉しいし、送りたい」(16歳・高校生)などという声もある一方で(2004年7月5日の記事参照)、やっぱりとっつきにくいとか、どう飾り立てていいものやら皆目検討つかない、というユーザー層も存在するだろうと思う。

 そんなデコメールを、「とっつきやすく」してくれたのがN902iの「おまかせデコメール」だ。これはNEC製FOMAに特有の感情分析エンジンを利用し、テキストのみのメールに最適なデコレーションを施して、デコメールに自動変換してくれる機能。ようするに、テキスト入力して“デコメールに一発変換”すれば、デコメールが完成するわけだ。気に入らなければ、右ソフトキーで代わりの候補を表示させることもできる。なるほど、これはラクでいい。

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 デコメールがなぜ(少なくとも記者のまわりでは)さほど流行らないのかを先日NECの開発担当と話す機会があった。そこで出た理由には、やはり「面倒」「男性にはメールを飾る文化がない」ということもあったが、その担当者はこんなことを言っていた。

 「デコメールって、送る直前に『これでいいかな?』と考えるじゃないですか。こんな装飾では、センスがないと思われるんじゃないかとか。そこで迷って、やっぱり無難にテキストだけで済ませてしまったり……」

 「しかし、おまかせデコメールならその心配はいりません。『だって、おまかせデコメールでこうなったから』と言えるわけです。自分のセンスが問われる心配がないんですよ!」

 ……実際にこのとおりのセリフだったわけではないが、大体こんな主旨。なるほど、おまかせデコメールにはそんなメリットもあったのかと、話を聞いて思ったのだった。

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