カメラが上下左右に動く──ネットワークカメラ「Qwatch」の新モデル

» 2005年12月09日 22時56分 公開
[ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は、ネットワークカメラ「Qwatch Mシリーズ」の新モデル2機種を発表、12月21日から出荷を開始する。ラインアップはIEEE802.11g準拠の無線LANに対応する「TS-MCAM-G」(店頭予想価格2万9800円)と有線で利用する「TS-MCAM」(店頭予想価格2万4800円)。

 上下左右にカメラを動かせるネットワークカメラTS-MCAM-G。デジタルズームに対応した30万画素CMOSカメラのほかに照明用の白色LEDや人感センサー、マイク、簡易ブザーなどの機能を備える。定期的なモニタリングのほか、人感センサーに反応があったときにカメラやライトが稼働するようにも設定できる。携帯電話側の設定は、本体の背面にあるQRコードにアクセスすることで行える


 ネットワーク接続時の利用イメージ(左)。フックや三脚用のネジ穴があるので、壁にかけたり三脚に設置しても利用できる

 Qwatch Mシリーズは、PCや携帯電話から画像をモニターできるネットワークカメラ。UPnP対応ルータにつなぐと、自動的にルーターをセットアップする機能を備え、PCを持たないユーザーでも携帯電話さえあればアクセスを開始できる。

 本体には、左右それぞれ120°、上に−5°下に−45°のPANとTILT動作に対応する30万画素CMOSカメラを搭載。人感センサーや照明用の白色LED、マイク、簡易ブザーも備えており、防犯用途やペットの監視などに役立てられる。

 本体にはUSB 2.0のポートが装備され、接続したUSBストレージ機器にカメラがとらえたJPEG画像を記録可能。無線LAN対応のTS-MCAM-Gでは、USBメモリを接続することでWindows Connect Nowによる無線設定も行える。

 NTTドコモ、auの携帯電話およびウィルコムのAIR-EDGE Phoneからカメラが撮影したJPEG画像を閲覧でき、FOMAではiアプリ経由で最大3フレーム/秒の簡易ムービーとして様子を確認できる。ボーダフォン端末では、UPnPポート設定をPCから変更することで閲覧可能。いずれの端末からもカメラを上下左右に動かす操作を行える。

ポイントは買いやすい価格と設定の容易さ

 今回の新モデルは、モニタリングカメラを導入する際に敷居が高かったところを見直した製品だとアイ・オー・データ機器のネットワーク&ソリューションユニット 販売促進グループの北村泰紀氏は説明する。「比較的、購入しやすい価格に抑え、設定も容易に行えるので、手軽に導入して使っていただける」(北村氏)

 用途としては留守宅のモニタリングやペットの様子確認などに加え、店舗の監視や店舗内のプロモーション、病人や老人の介護などを挙げ、幅広い分野で利用できることをアピールしている。

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