W41Sのコンセプトは「ミュージックケータイ」。とはいえ、音楽プレーヤー自体は「au Music Player」を採用しているため、ソニー・エリクソン端末ならではの独自性ある要素は見当たらない。ただし、音楽ケータイをうたう理由の1つとして同梱の「ミュージックコントローラー」が挙げられる。
コントローラーの表にある十字キーから、再生、停止、早送り、巻き戻しが可能。あらかじめ住むエリアを登録しておけば、プリセットのFMラジオ局を左右で切り替えることができる。さらに上部の大きなキーが、電話の着信を取るためのキーになっている。十字キー上部の小さい穴がマイクになっているため、ここを口元に近づけてしゃべれば相手と会話もできる。相手の声はイヤフォンから聞こえるから、このコントローラーだけで着信→通話の流が完結することになる。
ソニーグループが推進するFeliCaへの配慮も、しっかり図られている。まずW32S同様、FeliCaロックや「遠隔オートロック」「クイック確認for『Edy』」などに対応。FeliCaの電波を受信するとLEDランプが光る「FeliCaサイン」(2005年8月2日の記事参照)は機能が向上しており、電源オフの状態でも光るようになっている。
「技術面で詳しい内容を話せないが、電源関係の部分に新たな仕組みを入れることで実現した」
また外見上の特徴として、FeliCaリーダー/ライターに「タッチ」する部分に端末を保護する素材を配置。W41Sはサブディスプレイ付近にFeliCaチップがあるが、その上下に出っ張りがあってディスプレイ面を守ってくれるという。ソニー・エリクソン側はこれを「プロテクション・エンブレム」と呼んでいる。
W41SはFlashベースの「ドラマメニュー」を採用している。
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