auシカが「KDDIマスコット」の座を追われる?モバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年01月24日 03時06分 公開
[新崎幸夫,ITmedia]

 今回は、KDDIの発表会リポートを。先週はドコモ、ボーダフォン、KDDIと発表会が3日連続で行われ、モバイル編集部は多忙を極めたわけだが、3キャリアの中でも特に気合が入っていたのがKDDIの発表会だ。

 まず小野寺正社長の登場シーンからして、圧巻だった。舞台にはカーテンがひかれ、そこにピンクの照明が当たる。女性がポーズを決めたシルエットが浮かび上がり、なんとも妖しげな雰囲気がかもし出されるなか、小野寺氏がさっそうと登場するという流れ。

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 この演出に満足したのか、それとも発表内容に自信があったのか、小野寺氏もかなりご満悦。日頃の発表会では「厳格な父・オノデラ」という雰囲気なのだが、この日ばかりはにこやかなスマイルが飛び出したのだった。

photo 「小野寺さんの、この表情はなかなか撮れない」と、編集部でも注目を浴びた一枚

 もちろん演出だけではなく、中身もインパクトがあった。ハイエンドのWIN 7機種(7機種も出すな! という泣き声も編集部で上がったが……)と、PC――携帯連携の新サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO)が披露され、読者の注目度も相当なものだった。個人的には、昨年末に「2006年はアプリケーションレベルのFMCを見てみたい」と書いたこともあって(2005年12月27日の記事参照)、これこそ「画像、音楽、メールを統合する、アプリケーションレイヤーのFMCという試みだなあ」と感心させられた。もちろん、著作権保護の観点からリッピングしたファイルが独自ファイル形式のaacPlusで保存されるなど、使い勝手で改善を望む点もあるのだが。

 さて、ここから本ブログのタイトルにもなっている「マスコット」の話題に入る。auのマスコットキャラクターといえば「auシカ」が有名だが、この発表会で大々的にアピールされたのがリスのキャラクター「リスモくん」だった。「リッスンモバイル」→「リスモ」→「リス」という安易(?)な発想の産物だが、なかなかどうしてKDDIはこのキャラを全面的にプッシュするつもりらしい。

 高橋誠氏もしっかりリスモを手に持っていたし、会場に駆けつけた仲間由紀恵さんもリスモを手にし「すごいカワイイです」とニコニコしていた。

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photo どうやらこのぬいぐるみ、手足が多少稼動するらしい

 KDDIの広告塔の役割をもつ建物、原宿・KDDI DESIGNING STUDIOでもリスモが登場する。詳細はこちらを見てほしいが、ケータイクリーナーなどのオリジナルグッズも準備万端、配布する用意が整っているらしい。

 auシカファンにとっては「auシカのカゲが薄くなるんじゃないの??」と不安にかられるところだが、あれはもともと沖縄セルラーの独自キャラだから、東京本社が考案したリスモと比べるとバックアップが弱くなるのも仕方がないところかもしれない。今後の展開を、注意して見守りたい。

 ちなみに、気になったので「リス」でGoogle検索してみた。どうやらシカ同様、リスもキノコを食べる習性があるようだ。……この点は、ドコモ対抗という観点からはバッチリといえるだろう。

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