限りなく光に近い白(ホワイト)〜F702iD、カラーの秘密(2/2 ページ)

» 2006年01月30日 17時24分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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 F702iDは、ヒンジ部にあるダブルイルミネーションも特徴的だ。端末を真正面からとらえると、見えない位置にライトがある。背面のデザインを壊さないように、イルミネーションをどう配置すればよいかを考えた末にこの構造になった。

 さまざまな色の光は、平野氏が何十色という光を確認し、決めているという。また面白いのは、単純に光の色だけではなく「どのように光るのか」にもこだわりがあるということだ。

 「機械的に点滅するのではなく、ある周期で光が強まったり、弱まったりと明るさに山を作っている。これも平野氏がデザインしたものだ」

Photo ぼわっとイルミネーションが光ったかと思うと、次の瞬間光が弱まる。光が強まる〜弱まるの周期が不規則で、どこか蛍のような、生物的な光になっている

 また、折りたたんだ状態ではヒンジ部の上面にイルミネーションがあり、光がヒンジ部下面に反射する。これにより間接照明の効果が得られ、光が柔らかくなるという。

 イルミネーションが光るのは着信時やメール受信時だが、不在着信時に定期的に光って電話があったことを通知する機能も備えている。「たとえばビジネスマンが胸ポケットに入れていた場合、折りたたみのヒンジ部が上にくることになるので光に気がつきやすいだろう」(富士通)。女性がバッグに端末を縦に入れている場合でも、気づきやすいのではないかとした。

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*記事掲載後、取材対象から「一部でニュアンスが異なる」との申し入れを受けたため、文中の記述を若干変更してあります[21:36Update]


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