固定電話の“携帯っぽさ”って何? Mobile Weekly Top10:

» 2006年02月02日 22時26分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 先週のトップは、au design project第5弾「neon」についての記事。4位もneonの紹介記事となっている。Top10のうち7機種をauの春モデル関連記事が占め、読者の関心の高さがうかがえる結果となった。

 さて本日、記者は東京・有明の国際展示場で開かれている「NET&COM 2006」の取材に行ってきた。NET&COMはネットワークやセキュリティ関連の総合展で、IPテレフォニー関連の展示を行うブースも多い。

 日立ブースで見かけた多機能電話機の新製品が面白かった。多機能電話機とは、保留や転送、自動ダイヤルや内線電話などの(多)機能を持つ電話機を指す。会社の机に置いてある、あのオフィス用の固定電話のことだ。最新のSIPサーバ「NETTOWER CX9000IP」と組み合わせて使う最新モデルの多機能電話機を見せてもらったのだが、最大のウリは「携帯っぽい感覚で操作できる新機能」だという。

日立コミュニケーションテクノロジーの最新多機能電話機「HI-24D-TELSD」

 「固定電話の携帯っぽさって何ですか?」とたずねたところ、返ってきた答えは“十字キー&決定キーで操作できること”。発着信履歴を30件ずつ管理して、履歴から電話をかけたり、電話帳500件を電話機の中に保存したり……という機能を、十字キーから操作できる。

 携帯電話では発着信履歴やアドレス帳から電話をかけることが多く、電話番号を数字で打ち込んでかけることが比較的少ない。この多機能電話機では、その使い勝手を目指したのだという。なるほど、言われてみれば携帯では当たり前の操作方法だ。

 携帯電話や家庭用の電話機では当たり前の十字キーが、オフィス用の多機能電話機ではまだ珍しいということにも、そしてオフィス用固定電話から見た「携帯っぽさ」とは十字キーであるということにも、ちょっと驚いた記者だった。そのうち、「赤外線や外部メモリで電話帳データをやり取りできます」とかいう多機能電話機が出てくる……のかもしれない。

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