孫社長、MVNOも含め「あらゆる選択肢を検討」

» 2006年02月10日 22時41分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクの孫正義社長は、2月10日の同社決算発表会で、携帯電話事業への新規参入時にボーダフォンとMVNO(Mobile Virtual Network Operator)で提携交渉を進めているとの一部報道に対し(関連記事参照)、「常にあらゆる選択肢を検討しており、可能性は否定しない」とコメントした。

 参入時期やサービスの内容などについて具体的には今回も言及せず、「参入する以上は喜ばれるような機能や価格にしたい」と述べるにとどまった。「ブロードバンドはNTTと同じタイミングだったが、携帯は先行3社が以前から展開している。1〜2年でひっくり返そうとするとケガをするだろう。徐々にアクセルを踏み、10年20年でも着実に進めていく」という慎重な姿勢だ。

 Yahoo!BB事業への先行投資で赤字にあえいできたソフトバンクだが、2006年3月期は連結営業黒字に転換する見通し。携帯参入に当たっても「力ずくで大きな赤字まで出してやるような大技は考えていない。今後も利益は着実に上に行こうと思っている」と明言。「今後はあまり無茶しない」考えだ。

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