ラベンダーの香りが香る「ホワイトチョコレートフォン」

» 2006年02月28日 00時42分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]

 ホワイトデーを約2週間後に控えた27日、韓国のLG電子は「ホワイトチョコレートフォン」こと「LG-SV590」(SK Telecom)、「KV5900」(KTF)、「LP5900」(LG Telecom)を販売した。

 これは、昨年11月末に発表した「チョコレートフォン」こと「LG-SV590」(SK Telecom)、「LG-KV5900」(KTF)、「LG-LP5900」(LG Telecom)の後継機種だ(2005年11月30日の記事参照)。デザイン性に優れたチョコレートフォンは、販売から3カ月で合計30万台を売り上げるなど好評を得ている。

 ホワイトチョコレートフォンの特徴は、ボタン部分からほのかにラベンダーの香りが香ってくる「アロマ機能」だ。LG電子広報部によると「これはボタンに塗られている特殊な塗料に、ラベンダーの香りを閉じ込めているため。数年は香りがなくなってしまうということはない」という。

 色はその名の通りの白。スライドアップすることでLEDが光り、白の本体にほんのりピンク色の文字が浮かぶ。シャープなイメージで高級感のあったチョコレートフォンとは反対に、優しく温かみのあるデザインとなった。

 機能はチョコレートフォント同様だ。画面には2インチのQVGA TFT液晶を採用。またMP3プレーヤー、130万画素カメラ、512Mバイトの内蔵メモリを搭載する。MP3プレーヤーでは8種類のイコライザ(Normal/Rock/Jazz/Classic/Pop/Live/Bass/3D)を楽しむことも可能だ。

 さらに音楽を聴きながら、SMSの送受信やゲーム、インターネット、動画撮影などが可能となマルチタスク機能にも対応している。本体の大きさも93.5(H)×43.8(W)14.9(D)ミリとチョコレートフォンと同様。価格は50万ウォン(約5万9000円)台となる。

 LG電子MC事業本部韓国事業部長の趙星河氏は、「ブラックとホワイトがファッションにおいて好まれる色合いであるのと同様、ブラックのチョコレートフォンとホワイトのチョコレートフォンも、すべての男女から人気を得られるファッションアイコンとなることだろう」と話している。

 LG電子ではホワイトチョコレートフォンを、ホワイトデーのほかに、卒業や入学・入社祝い用としての需要も見込んでいる。

製品名 ホワイトチョコレートフォン
バッテリー 850mAh/600mAh
連続通話時間(600mAhの場合) 約100分
連続通話時間(850mAhの場合) 約150分
連続待受時間(600mAhの場合) 約100分以上
連続待受時間(850mAhの場合) 約150分以上
サイズ(幅×高さ×厚み) 93.5×43.8×14.9ミリ
重さ(600mAhの場合) 83.7グラム
重さ(850mAhの場合) 84グラム
カメラ 130万画素CMOS
内蔵メモリ 512Mバイト
外部メモリ
メインディスプレイ 2インチ 26万色のTFT液晶(QVGA)
内蔵メモリ 512Mバイト
赤外線
ボディカラー ホワイト
着メロ和音数 64和音
価格 50万ウォン台

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