W41CA、薄型化でカメラは「犠牲」になったのか?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/5 ページ)

» 2006年02月28日 02時50分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 発売日に買っちゃいました、「W41CA」。「W21CA」からの機種変というありがちなパターンだけど、やや不安があったのも事実。

 W21CAから「W31CA」にかけてのカシオ端末は大きなCCDを搭載し、カメラが高画質だった。しかしW41CAでは、カメラ部分が大きく変更されてしまったからだ。薄型化のために、CCDからCMOSセンサーになっちゃったのである(2月9日の記事参照)

 理屈からいえば、CMOSセンサーがCCDに比べて大きく画質が劣るということはない。世の中にCMOSセンサー搭載で「とほほ」といってしまう画質の端末があるのは確かだが、CMOSセンサーにもいろいろある。CMOSセンサーで低コストかつ小さなセンサーを作ると当然画質は極端に落ちるが、逆にちゃんと作ればそれなりの画質を得られるものだ。その証拠に、デジタル一眼レフにはCMOSセンサー採用モデルが多い。

 小型化と高画素化を同時に実現すると、どうしても感度やダイナミックレンジなど、ほかの部分にしわ寄せがきてしまう。だから無理にW31CAの300万画素を維持しようとしなかったのは好感が持てるのだが、「センサーの違いがどれだけ画質の差に表れるか」は気になるところだ。

(左)センサーの小型化に伴いレンズ部は小さく薄くなり、レンズ部の両脇にステレオスピーカーが付いた。右上にある小さな窓は内蔵ライト(右)ヒンジ部にあるminiSDスロット。いい感じにおさまっている

W21CA&W41CA、画質対決

 とにもかくにも撮ってみるのである。

 せっかくだから、それまで使っていたW21CAとW41CAを撮り比べてみた。W21CA自体は1年以上前のモデルだけれども、基本的な画質はW21CA IIやW31CAと代わりないので、これと同等ならW41CAもまた高画質といっていい。

 基本的にはフルオートでオートフォーカス(AF)使用。1600×1200ピクセルモードである。例によって黄色い象のすべり台から。

左がW41CA、右がW21CA

 W21CAの方がちょっと露出オーバー気味ではあるが、両者同等レベルなのが分かる。それどころか、四隅の画質低下やディテールの描写力を見比べるとW41CAの方が上だ。

 もっとややこしいところで、次はあずまや。

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