アジアのアジアによるアジアのためのPDA「iPAQ rw6800」

» 2006年03月02日 11時58分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 HPは3月1日、「iPAQ rw6800」シリーズを発表した。Windows Mobile 5.0 for Pocket PCを搭載したiPAQに、GSM/GPRS/EDGEを組み込み、携帯電話として利用できるモデル。上位モデルは無線LAN機能も搭載している。

rw6800は色によって機能が異なり、無線LAN機能を持つ上位モデルはシルバー(左)、通常モデルはホワイト(右)

 2月13日に発表した、GPS機能を搭載したフルキーボードモデル「iPAQ hw6900」(2月16日の記事参照)と同じく、Exchange 2003 Serverと組み合わせることで、プッシュEメールも利用できるようになる。

 rw6800は、アジア人デザイナーを起用し、アジアパシフィック各国の市場の好みを取り入れて開発されたモデル。日本と韓国を除くアジアパシフィック地域の各国で販売される。「アジア市場では、デザイン要素が重視されると考えている。プロフェッショナル向けのハイエンド製品でも、デザインで訴えるものが売れる傾向がある。また、携帯のカメラにも高いクオリティが必要とされ、音楽を聴くなど多機能であることが好まれる」(HP)

 価格は明らかにされなかったが、上位モデルの「rw6828」はハイエンド、無線LAN機能を省いた機種はミッドレンジの価格設定になる予定。

左がhw6900、右がフリップを開いたrw6800。rw6800のボディはよりコンパクトで、曲線を基調としたデザイン
背面には200万画素のCMOSカメラが付く
待受画面は、ミュージックプレーヤー(Windows Media Player 10)など各種の機能を呼び出しやすいようにカスタマイズしてある
スペック rw6800
サイズ 102×58×19.5ミリ
重さ 140グラム
プロセッサ Intel PXA272/416MHz
RAM 64Mバイト
ROM 128Mバイト
無線LAN
Bluetooth(v1.2)
バッテリー容量 1530mAh
カードスロット SDIO
ディスプレイ解像度 240×320ピクセル
カメラ 200万画素CMOS

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年