ドコモから国際ローミング対応の低価格端末「SIMPURE」登場

» 2006年03月06日 16時14分 公開
[園部修,ITmedia]

 ドコモは3月6日、国際ローミングサービス「WORLD WING」に対応した新端末を発表した。ドコモ初の韓LG電子製端末「SIMPURE L」と、FOMA最小サイズとなるNEC製端末「SIMPURE N」の2機種だ。SIMPUREの名称は、SIMPLEとPUREを組み合わせて作ったという。

 いずれもW-CDMA、GSM、GPRSのネットワークに対応しており、「N900iG」などのように、海外に持って行ってそのままiモードやiモードメール、SMS、テレビ電話などの機能が利用できる。機能を抑えているため、価格は1万円前後になる見込みで、非常に安価な点が特徴だ。

PhotoPhoto 韓LG電子製の「SIMPURE L」
NEC製の「SIMPURE N」

「SIMPURE」シリーズのコンセプト

「SIMPURE L」詳細記事

「SIMPURE N」詳細記事

 SIMPURE Lは、韓LG電子製のコンパクトな端末。色はCotton Pink、Casual Red、Stone Blackの3色を用意する。ヒンジ部に回転式の有効130万画素CMOSカメラを搭載しており、自由な角度で撮影する機能を持つのがユニークだ。メインディスプレイは176×220ピクセルの2.0インチTFT、サブディスプレイは96×96ピクセルの1.17インチ有機ELで、色数はどちらも6万5536色をサポート。外部メモリーにはminiSDが利用できる。

 日本語入力システムに「顔文字辞書・絵文字予測変換」機能を搭載した点が目を引く。連続した絵文字が168種類登録されている「絵文字熟語」や、約280種類の顔文字変換機能を用意する。世界時計や単位変換ツールといった、海外で役に立つツールも搭載した。

 FOMA最小の体積69ccを実現したSIMPURE Nは、丸みを帯びたボディーが特徴だ。色はRED、WHITE、BLACKの3色で展開する。カメラ機能はインカメラ、アウトカメラともに有効31万画素のCMOSで、必要最小限といえるスペックにとどまる。メインディスプレイは6万5536色表示が可能な1.9インチのTFT液晶を搭載した。解像度はQVGAではなく176×220ピクセルで、外部メモリーにも対応していない。日本語入力システムには予測変換機能を搭載したATOK+APOTを採用している。

 SIMPURE LとSIMPURE Nの主なスペックは以下の通り。

機種名 SIMPURE L SIMPURE N
サイズ(幅×高さ×厚み) 47×89×25ミリ 44×92×19.2ミリ
重さ 約120グラム 約95グラム
連続通話時間(W-CDMA) 約200分 約140分
連続通話時間(GSM) 約350分 約170分
待ち受け時間(W-CDMA) 静止時:約550時間、移動時:約450時間 静止時:約350時間、移動時:約250時間
連続待受時間(GSM) 約500時間 約250時間
アウトカメラ 有効130万画素CMOS 有効31万画素CMOS
インカメラ なし 有効31万画素CMOS
メインディスプレイ 176×220ピクセルの2.0インチTFT液晶(6万5536色) 176×220ピクセルの1.9インチTFT液晶(6万5536色)
サブディスプレイ 96×96ピクセルの1.17インチ有機EL(6万5536色) なし
外部メモリ miniSD(別売り) なし
ボディカラー Cotton Pink、Casual Red、Stone Black RED、WHITE、BLACK

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年