T-Mobile、フルキーボードのW-CDMAスマートフォンを参考出展CeBIT 2006

» 2006年03月11日 03時12分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 ハノーバーで開催されている「CeBIT 2006」会場で、独T-Mobileブースには同社のビジネス向けスマートフォン「MDAシリーズ」の最新機種、「MDA VarioII」が参考出品されていた。MDA VarioIIは台湾HTC製造のWindows Mobile 5.0をOSに採用した端末で、T-Mobileが昨年発売開始したMDA Pro(MDA IV)に次ぐ3G対応スマートフォンとなる。

MDA VarioIIは手のひらに乗るサイズで、MDA Proよりも携帯電話ライクに利用できる。側面からスライド式のキーボードを引き出すと画面が90度回転し、横型スタイルで利用可能
スライド機構。キーボード部分(本体)から液晶画面がスライドする感じだ。背面には2.1メガピクセルカメラを搭載する

 MDA VarioIIの対応周波数はW-CDMA(UMTS)2100MHzおよびGSM 850/900/1800/1900MHz。ディスプレイは2.8インチの約6万5000色TFT液晶、QVGAサイズでタッチパネルとなっている。CPUは韓Samsung製の300MHz、外部メモリはmicro SDカード。無線はBluetooth2.0とIEEE 802.11b/gに対応している。カメラは背面が2.1メガピクセル、正面にはTVコール用にCIFサイズの小型CMOSカメラを備えている。

 発売予定は2006年第2四半期〜第3四半期、価格は現時点では未定とのこと。

小型ながらクリック感のあるフルキーボードは使いやすい。多くの来訪者が実際の使い勝手を試していた

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