携帯向け暗号アルゴリズム「K2」、名前の秘密モバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年03月15日 08時50分 公開
[新崎幸夫,ITmedia]

 先日、KDDI研究所と九州大学が共同開発した携帯向け暗号アルゴリズム「K2」の発表会に行ってきた(3月14日の記事参照)。発表内容そのものは、なかなか“渋い”いぶし銀のネタだったが、発表を聞いていてちょっと面白かったポイントが1つあった。K2の名前の由来だ。

 ズバリ、開発に携わったKDDIと九州大学の頭文字「K」を、2つ合わせてK2。なんだそれだけか、と思われるかもしれないが、ここにはさらに深い意味がこめられている。「K2はご存知のとおり、エベレストに次ぐといわれる高い山。極めて登頂しにくい。……とうちょうしにくい」(KDDI研究所)

 そう、暗号アルゴリズムだけに「盗聴しにくい」とかけていたのだった。結構、こういうセンスは好きである。

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