auの春商戦向け「W41シリーズ」だが、なんだかんだと323万画素CCDだったり、317万画素で手ブレ補正だったりとカメラスペックが高く、なかなか興味深いことになっている。
じゃあその323万画素CCDは、CMOSよりきれいな絵が撮れるのか。手ブレ補正はどのくらい効くのか、と気になるのが人情というもので、本日から2回に分けてW41シリーズのレビューをする。メインで取り上げるのはHDDを内蔵した323万画素CCDの「W41T」(1月19日の記事参照)と、317万画素CMOSのオートフォーカス(AF)付きで電子式手ブレ補正を搭載した「W41K」(3月10日の記事参照)のハイエンド2機種だ。
せっかくなのでこの2機種に、200万画素CMOSセンサーながらなかなかよい結果を残した「W41CA」(2月28日の記事参照)を交えて画質を比較してみよう。比較するには面白いラインアップである。
今回、当方の設定ミスで「W41CA」だけが130万画素モードになってました。申し訳ない。よってW41CAの画質についてはディテールより色や階調をみてください。
まずはお約束の黄色い象のすべり台から。
W41Kはちょっと赤みが強く出ているが、そんなにいやな感じの赤ではない。W41Tはダイナミックレンジが狭めで、ちょっと青みが強い結果になった。ディテールはW41TよりもW41Kのほうがしっかりしているが、画素数の差と同時に「AFかパンフォーカスか」の差であると思う。
次は、曇天という結構な悪条件であずまやを。
やはりW41Tはやや青みが強く、そのため緑が比較的きれいに見える。W41Kは、ちょっと赤みが強く出た。W41CAでは結構はっきり出てしまったパープルフリンジ(輝度差の大きなエッジに紫色が現れる現象。あずまやの上にある枝の周りが紫色になっている)がW41Tには見られない。
続いて菜の花畑。
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