モバHO!録音データとCDリッピングデータは混在できない──「MUSIC PORTER X」モバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年03月29日 10時52分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 4月8日から店頭に並ぶドコモの三菱電機製FOMA「MUSIC PORTER X」は、初の「モバHO!」対応端末。モバHO!の音楽番組の視聴や録音/再生に対応しているほか、デジタルオーディオソフト「BeatJam」経由で端末内メモリに転送したATRAC3、ATRAC3plus、MP3形式の音楽データを再生できる、音楽機能にフォーカスした携帯です。

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 モバHO!はモバイル放送が自動車や携帯端末などのモバイルデバイス向けに提供している衛星デジタルマルチメディア放送。動画だけでなく音声のみの放送も配信しており、MUSIC PORTER Xは音声放送の音楽番組15チャンネルの受信に対応しています。

 モバHO!番組の録音は決定キーの長押しで行え、楽曲は「プレイリストとして管理され、曲単位でプレイリスト内にインデックスが追加される仕組み」(ドコモ)。カウントダウン番組のようにDJのトークが入る番組の場合はトークの箇所がunknownというインデックスで保存されるようです。予約録音や、録音を開始してから「X分後に録音を自動で終了」するような設定を備えていないと聞いたので、「録音が面倒なのでは」と思ったのですが、自動分割されるなら問題なく使えそうな気がします。

 なお、モバHO!の録音データは独自形式で専用フォルダに録音され、端末の外には出せない仕組み。録音後の編集にも非対応となります。CDリッピングしたATRAC3、ATRAC3plus、MP3形式の音楽データとは異なる音楽プレーヤーで再生するようになっており、「モバHO!データとCDリッピングしたデータが混在した形での再生やプレイリスト作成はできない」(ドコモ)としています。

 連続音楽再生時間は約20時間と、音楽携帯の中でもトップクラス。ただモバHO!連続受信時間は約2時間、モバHO!録音データの連続再生時間は約6時間と、モバHO!関連の音楽機能では少し数値が下がります。ちなみにFMラジオの連続受信時間は約25時間です。

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