どこよりも早くパケットや音声の定額プランを導入したウィルコムは、基本料金プランとしてメールと通話が定額の「ウィルコム定額プラン」を展開。オプションプランとして「データ定額」「リアルインターネットプラス」を用意している。
ウィルコム定額プランは、ウィルコムのPHS(pdxドメインのEメール、ライトメール、DXメール)やPC、他キャリア携帯とのメール送受信、ウィルコム端末間の通話が無料になる月額2900円の料金プラン。
音声端末によるWebブラウズやコンテンツダウンロードも定額で利用したいユーザーは、月額1050円からの「データ定額」か、月額2100円の「リアルインターネットプラス」を申し込むことになる。
このオプションプランの違いは、料金体系とPC接続によるインターネット利用時の最大通信速度の違いだ。
いずれも音声端末からのパケット利用は定額となるが、データ定額は利用量に応じて料金が変動する。10万パケットまでは1050円、10万パケットから36万パケットまでは追加で1パケットあたり0.0105円が加算され、36万8000パケットを超えるとどれだけ使っても3800円が上限となる。あまり使わなかった月は1050円ですみ、たくさん使っても3800円以上はかからないというものだ。
一方のリアルインターネットプラスは、2100円の月額料金は固定となっている。
なお、パケット利用時の通信速度はデータ定額が4xパケットの最大128Kbps、リアルインターネットプラスが2xパケットの最大64Kbps。W-ZERO3やPC接続時のインターネット利用では、最大通信速度に大きな差がつく。またデータ定額はPC接続でインターネット利用もする場合は、上限が6300円になる点にも注意が必要だ。
用途別で見ると、“定額で安く安心して使いたい人”はリアルインターネットプラス、“定額料金が高めでも最大128Kbpsの通信速度が必要”もしくは“Eメールやインターネットの利用頻度が月によってまちまちであり、使わない月は安くすませたい”という人はデータ定額というように分けられそうだ。
ウィルコム定額プランとの組み合わせでWeb、メールの定額料金を試算すると、データ定額に加入した場合は、あまり使わなかった月なら3950円、たくさん使った月でも6700円/月でパケット定額サービスを利用できる。ただしPCと接続してインターネットを利用すると9200円/月になる。リアルインターネットプラスとの組み合わせでは、PC接続でのインターネット利用も含めて、インターネットやメールが5000円/月で使い放題になる。
いずれもウィルコム端末間の通話も定額であることを考えると、コストメリットは高い。
サービス | プラン名 | 無料対象のサービス | 最低料金 | 上限料金 |
メール | ウィルコム定額プラン | pdxドメインのEメール、ライトメール | 2900円 | 2900円 |
スーパーパックLL | pdxドメインのEメール、ライトメール | 1万2600円 | 1万2600円 | |
スーパーパックL | ライトメール | 5250円 | 5250円 | |
オプションメール放題 | pdxドメインのEメール、ライトメール(ウィルコムの電話への送信のみ) | 525円 | 525円 | |
年契+メール割引サービス | ライトメール(ウィルコムの電話への送信のみ) | 315円 | 315円 |
サービス | プラン名 | 最低料金 | 上限料金 |
Web | データ定額 | 1050円 | 3800円 |
リアルインターネットプラス | 2100円 | 2100円 | |
フルブラウザ | データ定額 | 1050円 | 3800円 |
リアルインターネットプラス | 2100円 | 2100円 | |
PC接続のインターネット | データ定額 | 1050円 | 6300円 |
リアルインターネットプラス | 2100円 | 2100円 | |
つなぎ放題 | 6090円 | 6090円 | |
音声 | ウィルコム定額プラン | 2900円 | 2900円 |
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