auの夏モデルとして登場した日立製作所製のWIN端末「W42H」は、1つの端末の中に2つの顔を持つ端末だ。
最大の特徴は、利用シーンに合わせて端末内のスケジュールやアドレス帳、待受画面、着信音、画面配色を切り替えられる「Wシーン機能」。ビジネス利用時やプライベート利用時などで、予定や連絡先が異なることに着目した機能だ。あらかじめ設定しておくと、[*]キーの長押しで、利用シーンに合わせて設定した最大2つのモード間を行き来できる。
内部機能だけでなく、デザイン面でも切り替え機能を用意。背面にある細いライン状のパーツを付け替えることで端末の雰囲気を変えられる「カスタムバングル」を装備した。カスタムバングルは1モデルにつきの3種類が付属する。端末のボディカラーはオニキスブラック、マイカホワイト、クォーツオレンジの3色。
ハイエンドWIN端末としての機能も充実している、おサイフケータイとして使えるFeliCa機能を装備し、音楽機能では着うたフルに加えSD-AudioやFMラジオ機能も用意。音源チップにヤマハの「AudioEngine」を採用したことから、音楽機能は最長16時間連続で利用できるようになった。動画再生機能はSD-Videoに対応。PCなどで録画したASFファイルをminiSDに保存すれば、携帯で再生できる。
カメラはオートフォーカス機構付きの207万画素。手ブレや被写体ブレを軽減するため、シャッタースピードの高速化とカメラの高感度化を図っているという。
ビジネスシーンで役立つ各種機能も装備した。PC向けサイトを閲覧可能な「PCサイトビューアー」や、Word、Excel、PDFなどのビジネス文書を携帯で再生できる「PCドキュメントビューアー」、最長3時間録音可能なICレコーダーを搭載。ほかにも三省堂デイリーコンサイスの英和・和英・国語辞典や、「英会話とっさのひとこと」(DHC)、「ビジネスキーワード」(日経BP)、「サプリメント辞典」(日経BP)をプリセットしている。外部インタフェースとして赤外線ポートを利用可能。au ICカード(2005年7月の記事参照)にも対応する。
機種名 | W42H |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×100×25ミリ |
重さ | 約120グラム |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約270時間 |
カメラ | AF付き有効207万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(別売) |
メインディスプレイ | 2.4インチ(240×320ピクセル)約6万5000色相当TFT |
サブディスプレイ | 0.9インチ(96×64ピクセル)白色有機EL |
ボディカラー | オニキスブラック、マイカホワイト、クォーツオレンジ |
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