KDDIの京セラ製WIN端末「W42K」(5月22日の記事参照)は、アナログテレビや着うたフル、FMラジオを楽しめるマルチメディア携帯。ボディカラーは天然石をイメージした色が選ばれ、セレナイトホワイト、フローライトピンク、ゼノタイムオレンジ、グラファイトブラックの4色をラインアップした。
背面パネルは奥行き感を表現するため、クリアな素材を採用。「ゼノタイムオレンジだけクリアなパネルでミラーのような奥行きを出しており、ほかの3色は乳白がかった半透明のパネルで柔らかい雰囲気にした」(説明員)。
端末の外周には金属調のフレームを配し、素材感にメリハリを持たせている。
ワンゼグが注目を集める中、アナログテレビ対応の機種を投入した理由についてKDDIは、「まだワンセグを試聴できるエリアが限られているため」と説明。またサッカーのワールドカップが開幕間近であり、その需要も見込んでいるという。
アナログテレビの起動はメニューから行う仕様で、テレビ起動用の専用ボタンは備えていない。テレビの試聴スタイルは、端末を縦にした状態(240×180ピクセル)と、横向きにした状態(320×240)の2種類から選べる。これらは発話キーを押すことで切り替えられる。テレビの音声を聴きながらメールやWeb閲覧が可能なBGM機能や、EPGから予約すると番組開始時にアラームが鳴って知らせる試聴予約機能も搭載した。
本体にアナログテレビ用/FMラジオ用のホイップアンテナがないため、すっきりしたデザインに仕上がったと説明員。付属のマイク付きイヤフォンがアンテナの役割を担うため、テレビやラジオを楽しむ際にはマイク付きイヤフォンの装着が必須となる。
スピーカーは、DiMAGIC Virtualizer Xによる3Dサラウンド対応のものを装備。立体感のある音でAV機能を堪能できる。
W42Kには、ちょっとユニークな機能が搭載されている。1つは、各機能の消費電力を最小限にして、バッテリーを長持ちさせる「長持ちモード」。近くに充電できる場所がないのにバッテリーの残量が少なくなった場合や、旅行や出張時に便利だという。
もう1つは、遠隔マナー解除機能。部屋のどこかに携帯を置き忘れたときに、携帯に電話をかけて着信音を頼りに探すことがよくある。このとき、マナーモードになっていると携帯がどこにあるかが分からない。そんな場合にほかの電話機から電話をかけてマナーモードを解除できるようにした。
ほかにも前モデルから踏襲したエモーションメールや、ペアバロメーターなど、コミュニケーションを楽しくするための機能が用意されている。
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