写真で解説するウォークマンケータイ「W42S」(2/2 ページ)

» 2006年05月22日 16時27分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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 音楽再生時間は、NTTドコモが発表した「SH902iS」の22時間を上回る30時間。これは新搭載のチップ「モバイルミュージックエンハンサー」によって実現している。ただしメモリースティックから楽曲を再生する場合などは、再生時間が約10時間となる。

1G内蔵メモリ メモリースティック
着うたフル 約30時間 約10時間
au Music Portから転送した楽曲データ 約30時間 約10時間
SonicStageから転送した楽曲データ 保存不可 約28時間

 FMラジオチューナーを備えており、ミュージックシャトルキーを利用して選局できる。付属のクレードルに共通ACアダプタを接続すれば、FMホームアンテナをして利用することも可能。撮影後に画像を補正できる「ルミナスエンジン」を搭載するほか、スライドを開閉する操作に着信や終話に対応する動作を割り当てることも可能だという。

音楽は、ミュージックシャトルを利用して横画面で聞くという

背面・イヤフォンにも音楽のための工夫が

 「W41S」でおなじみのマイク付きミュージックコントローラー(1月19日の記事参照)も備えた。コントローラーのカラーは、きちんと本体カラーに合わせてある。ほかにもメニュー画面やミュージックプレイヤーのカラーリングも本体カラーと統一してあるなど、こだわりを持っているという。

(左)スパークピンクと、同梱のイヤフォンマイク(右)ヒートブラックは、金色が目立つ

スライドを閉じたところと、開いたところ。「スライド端末はディスプレイのキズが気になるというユーザーもいるだろうが、『スーパーハードコート処理』をしてあるので傷つきは気にならないはずだ」

 側面にあるイヤフォンカバーは、使いやすさを考えスライド式になっている。ここに接続するイヤフォンは「中域・高域の特性を向上させたもので、W42Sの音質改善に役立っている」とのこと。背面には125万画素のカメラを搭載するが、この両脇のドットの部分は穴(音孔)となっている。そのさらに外側にも音孔があり、「3Dサラウンドステレオスピーカーと計4カ所の音孔の組み合わせにより音に広がりが出る」。背面だけでなくサイドにも穴を開けたことで、例えば背面を下にして机に置いたときも音の響き方が違ってくるという。

 会場では残念ながら確認できなかったが、付属のUSBクレードル充電台にW42Sを置くだけで音楽ソフト「au Music Port」が自動起動する。これにより、楽曲の転送を容易に行えるとうたう。このクレードルにも音孔が付いており、端末を置きながら快適に音楽再生できるという。

右側面には「マナー」「メモ」キーが。左側面にはメモリースティックPRO Duoスロットと、スライド式のイヤフォンカバーが見える

上面にはソニー・エリクソンのロゴが。背面には、カメラの両脇とその外側のサイドに、計4つの音孔がある

端末を梱包するパッケージにもこだわりが見られる。「取扱説明書にいたるまで、すべてにおいてウォークマンの世界観を展開している」(ソニー・エリクソン)
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