写真で解説する「W42H」 (1/2 ページ)

» 2006年05月22日 20時34分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 日立製作所製端末「W42H」(5月22日の記事参照)は、6月下旬発売予定で、実勢価格は1万円台半ばと予想される。

 付け替え可能な「カスタムバングル」と、プライベートとビジネスなどシーンに応じて2つの設定を切り替えられる「Wシーン機能」が大きな特徴となっているW42H。想定ユーザーは「働く大人、ビジネスパーソン」ということで、働く大人が使って便利な機能が盛り込まれている。

デザインコンセプトは「モンブランの万年筆」

 3色のラインアップを揃えるW42Hだが、コンセプトカラーはオニキスブラック。「端末をデザインするにあたり、“アナログっぽさ”を重視した。モンブランの万年筆のイメージ」。黒く艶のある外装に、金や銀のラインが入っているデザインは、確かに高級万年筆のようなイメージがある。一方、ホワイト、オレンジの2色はもっとカジュアルで可愛らしい印象だ。

photophoto 端末のカラーは、オニキスブラック、マイカホワイト、クォーツオレンジの3種類。それぞれにカスタムバングルが3種類ずつ付く
photo オニキスブラックには「ツインゴールドブラック」「ツインシルバーブラック」「レリーフダーク」、マイカホワイトには「ツインシルバーホワイト」「レリーフシルバー」「レリーフホワイト」、クォーツオレンジには「レリーフダーク」「ツインゴールドオレンジ」「ツインシルバーオレンジ」のカスタムバングルが付属する

 カスタムバングルが“外側”の切り替えだとすれば、内側を切り替えられる機能が「Wシーン機能」。[*]キーを長押しするだけで、待受画面、配色、着信音、アドレス帳、スケジュールを一括して変えられるというものだ。

photo 「プライベート用とビジネス用」「家族用と友人用」など、2つのモードを切り替えられる

 同様の機能を搭載した携帯電話は他にもあるが、Wシーン機能の特徴は、複数の項目を一括して変えられ、しかもきめ細かく設定できるという点にある。

 待受画面、配色、着信音の3つは「シーン」、アドレス帳とスケジュールは「キーワード」としてまとめて管理でき、それぞれ2つずつ保存しておける。例えば“キーワード1”を表示している時は、“キーワード2”として登録したアドレス帳やスケジュールの項目は表示されない(アドレス帳、スケジュール共に、全項目表示する設定も可能)。

 [*]キーを押して切り替える際には、

  1. 「シーン1+キーワード1」「シーン2+キーワード2」で切り替え
  2. 「シーン1+キーワード2」「シーン2+キーワード1」で切り替え
  3. シーン(待受画面、配色、着信音)のみ切り替え
  4. キーワード(アドレス帳とスケジュール)のみ切り替え
  5. シーン切り替えしない

などの設定が可能だ。

au夏モデル唯一のおサイフケータイ

photo W42Hのサイズは50×100×25ミリ。50×98×25ミリのW32H(写真右)とほぼ同サイズ

 W42Hは、日立製au端末としては2モデル前になる「W32H」をベースに、さらに機能を強化している。

 W32Hで搭載した「SD-Audio」やFMラジオ機能(2005年9月16日の記事参照)に加え、「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」にも対応した。ただし、SD-Audioで管理している楽曲と、LISMOで管理している楽曲(着うたフルを含む)の混在はできない。音楽再生時間は最長16時間とかなり長い。

 また、W32H、W41Hに引き続きEZ FeliCaに対応。今回発表された夏モデル7機種のうち、唯一のau版おサイフケータイとなっている。FeliCaのリーダー/ライターに近付けるとライトが光る機能など、FeliCa関連機能は、W41Hと同等のものが搭載されている。なお、モバイルSuica(特集参照)への対応は、5月22日時点では不明。追ってJR東日本から発表があるはずだ。

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