ウリはVGA液晶だけでない? なかなかいい写りの「904SH」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)

» 2006年05月26日 16時14分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
高級感があってシンプルな外観。カメラは裏面にある

 なんとも、すごい端末だ。周知の通り2.4インチでVGAという超高精細な液晶モニタが一番のウリである「904SH」(2月28日の記事参照)だが、カメラ機能もかなりハイレベルになっている。

 ボディを横から見ると“くさび形”でカメラが付いたあたりがやや分厚いが、分厚いだけのカメラに仕上がっている。レンズは光学2倍ズームで、例によって2段階切替式。ズームボタンを押すと“広角”から“望遠”に切り替わるもので、非球面レンズを含むガラスレンズを5枚使ったという。その成果も後で確認したい。撮像素子は320万画素のCCD。最もハイスペックな部類のCCDを搭載していると思ってよさそうだ。

裏面には光学2倍ズームレンズのカメラとモバイルライトがある

ディテールまでしっかり撮れるズームレンズ

 では早速写りを確認しよう。なかなかいい出来なので、作例から紹介する。例によって、黄色い象のすべり台の写真から。


 シャープの端末は伝統的に「縦位置」撮影になるので、ここでは横位置で撮った画像と両方を並べてみた。縦の時は空の面積が広くなる分、全体に露出アンダーになるけれどもまあこれはしょうがないところ。次に横位置の方を確認してみる。シャープネスがけっこうかかっているので背景の木々になんとなく不自然なところもあるが、それでも周縁部の画質劣化は少ないし、葉っぱもきちんと葉っぱに見えている。天気は良くなかったが、色もしっかり出ている。

 あずまやは横位置のカットを。

 さすがに空は白く飛んでいるが、緑はきれい。ディテールもそれなりに出ていて、葉っぱがつぶれずに写っている。機嫌をよくして、どんどん撮影する。

左から、広角、望遠

 こちらは光学ズームを使って“広角側”と“望遠側”で浜離宮の猫を撮影。ちゃんと猫にピントがあって背景がぼけてるし、望遠の方を見ると毛の質感もきちんと出ている。左目がつぶれちゃってるのね、この猫。野良猫にはよくあることだけど、それでも人なつっこく近づいても逃げないのでした。

 ともあれ、これだけ写れば優秀。続いて花や白鳥を。

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