おサイフの鍵は“私の顔”──シンプルロックと顔認証でしっかりガードN902iS徹底解剖 第7回

» 2006年06月20日 00時00分 公開
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 クレジットカード、ポイントカード、プリペイドカード、電子マネー、定期券──。今や携帯の中には、お財布の中身と同じ価値を持つものが入るようになり、落としたときの被害もお財布を落としたときと変わらない。そのため、最近の携帯電話には、さまざまなセキュリティ機能が搭載されている。

 一般的にセキュリティ機能は、高くすればするほど使いにくくなる傾向にある。暗証番号のケタ数を増やせばセキュリティは高くなるが覚えるのは大変になる──といった具合だ。

 「載せるからには、高いセキュリティながら使いやすいものを」──こんな開発陣の思いから生まれた“N”のセキュリティ機能を見ていこう。

「3」キーの長押しと“自分の顔”で、おサイフを守る

 N902iSには、ワンボタンの簡単操作でおサイフケータイをロックする「シンプルロック」が搭載されている。ロックに使うのはダイヤルキーの「3」キー。これを長押しするとおサイフ携帯の機能にロックがかかり、他人に使われる心配がなくなる。ロックの解除も「3」キーを長押しして暗証番号を入力するだけと、操作はシンプルだ。

Photo シンプルロックは待受画面から簡単操作でオン/オフを切り替えられる。シンプルロックを利用するには「Menu」→「各種設定」→「ロック/セキュリティ」→「シンプルロック」にアクセスして端末暗証番号を入力し「有効」を選ぶ(左)。電源投入直後の画面(中)。右上のアイコンでで分かるとおり、電源をオン/オフしてもICカードロックは有効なままだ。ICカードを使うときに「3」キーを押せば、暗証番号の入力でロックを解除できる(右)

 さらに安心して使えるように、N902iSにはもう1つのセキュリティ機能が用意されている。“自分の顔”をロックの解除に使う「顔認証」だ。N902iSの顔認証システムとして選ばれたのは、出入国管理システムなどで採用実績がある「NeoFace」技術。単に画像としてマッチングするだけではなく、顔を複数のパーツに分けて認識するので、メガネやヒゲの有無、髪型の変化などに依存することなく安定した認証結果が得られるという。

Photo 顔認証を利用するには、あらかじめ3枚の写真を登録する必要がある。登録時には四角いガイド枠に目の位置を合わせる(左)。顔認証はICカードロックを簡単操作で解除できる「シンプルロック」と組み合わせて利用可能(中)。目をつぶった顔でもきちんと認証した(右)

 この顔認証は、シンプルロックの解除と組み合わせることが可能。解除時にまず顔認証を行い、次に暗証番号を入力するという2重のセキュリティ機能が働くようになるわけだ。顔認証はロック解除時に自動で起動するので、インカメラに自分の顔を映すだけでほぼ瞬時に認証処理が実行される。

 顔認証を利用するにはあらかじめ自分の顔を登録しておく必要がある。「各種設定」→「ロック/セキュリティ」で「顔認証設定」を呼び出し、暗証番号を入力。「画像登録」で3回自分の顔を撮影し、顔認証がうまく機能しなかった場合のキーワード(画像名)を登録すればいい。撮影時には目の位置を示すガイドが表示されるので、ここに目が重なるように位置を合わせ、あとは顔全体がディスプレイに収まるように撮影するだけだ。

個人情報もしっかり守る──「PIMロック」

 個人情報を保護する「PIMロック」機能も大きく進化した。ロックの対象にするデータをより詳細に指定できるようになり、ユーザーが重要だと思う情報を選んで保護できるようになった。例えば「マルチメディア」では「iモーション」「メロディ」など、ダウンロードコンテンツを保存するフォルダはロックの対象とせず、「マイピクチャ」「マイドキュメント」などのプライベートな情報が多いフォルダのみをロックの対象に設定できる。アラームを頻繁に使うなら「スケジュール」内の「めざまし時計」をロックの対象から外せばいいわけだ。

Photo PIMロックはより柔軟なカスタマイズが行えるようになった。ジャンルごとだけでなく、詳細なデータ単位で保護するかどうかを設定できる

 PIMロックのオン/オフを、一連の操作の中に自然な形で組み込んでいるのがNECらしいところだ。ロックされたデータにアクセスしようとすると暗証番号の入力画面が自動で起動するようになっており、簡単に解除できる。操作が終わって待受画面に戻ると今度は自動でロックがかかる仕様だ。

 必要な時に、面倒な操作をすることなくロックを解除でき、意識して再ロックをかける必要がない──。今どきの携帯に求められる高度なセキュリティを備えつつ、使い勝手も犠牲にしていないのが“N”の作法なのだ。

Photo メールにロックがかかった状態でメールボタンを押したところ。自動で暗証番号の入力画面が起動する。ロックを解除してからアクセスするような手間はかからない(左)。待受画面に戻るとすぐPIMロックが自動で再設定される。これならロックし忘れる心配もない(右)

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提供:日本電気株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年7月23日

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