ゲイツ氏も「ZERO3」に期待 異例のメッセージ

» 2006年07月04日 15時32分 公開
[ITmedia]

 7月4日開かれた「W-ZERO3[es]」の発表会では、米Microsoftのビル・ゲイツ会長がビデオメッセージを寄せた。ウィルコムの八剱洋一郎社長によると、「ゲイツ会長が1つの商品のプロモーションに登場するのは極めてまれ」という。W-ZERO3を日本のモバイル市場攻略の足がかりにしたい同社の期待感が表れているようだ(関連記事参照)

photo ビデオメッセージを寄せたゲイツ会長

 ゲイツ会長は「日本はモバイル技術で、特にハードとサービスに関して常に世界をリードしてきた」とした上で、「先進的なハードと素晴らしいソフトが組み合わされることで、ビジネス向けにも家庭向けにも魅力的な経験を提供できる」とした。

 「素晴らしいソフト」とはWindows Mobileに他ならない。ゲイツ会長は「マイクロソフトは、日本で初めてWindows Mobile搭載の端末を出荷したウィルコムと協業できるのを楽しみにしている。W-ZERO3の成功は、ソフトとサービスが優れた端末設計と対になることで素晴らしい価値を創造することを証明している」と話し、ウィルコム、シャープ、マイクロソフトの3社の協業に期待した。

 今後も「多機能で接続性に優れたモバイルソフトへの投資を惜しまずに続ける」と宣言。「1人でも多く、日本のユーザーにこの優れた端末を利用してもらえば」と締めくくった。

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