KDDIは7月13日、auの携帯電話ネットワークと無線LANを活用できる三洋電機製のビジネス向け端末「E02SA」の販売を7月28日から開始する。
E02SAは、3月6日に発表されたIEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載した端末だ(3月6日の記事参照)。オフィスでは無線LANネットワークでVoIPを用いた内線電話として、外出時はauの携帯電話として利用できる。
内線電話用のBREWアプリはKDDIが提供するほか、パートナー企業などが顧客の利用環境に合わせてカスタマイズしたアプリも搭載可能だ。メーカーによって異なるIP-PBXの特徴に合わせたカスタマイズが可能なほか、無線LANを利用した独自のスケジューラーや在席検出機能などとの連携もできる。
また同社は、企業向け内線ソリューション「OFFICE FREEDOM(オフィスフリーダム)」の提供をパートナー企業とともに開始する(3月6日の記事参照)。サービスの第1弾として、まず富士通ビジネスシステムの関西営業本部に120台が導入され、8月から利用を開始するという。OFFICE FREEDOM認定パートナー企業には、富士通、ユニアデックス、日立製作所、沖電気工業、KDDIネットワーク&ソリューションズが名を連ねている。
なおKDDIでは、ワイヤレスジャパン2006の会場にて、E02SAを利用したOFFICE FREEDOMのデモを行う予定だ。
製品名 | E02SA |
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メーカー | 三洋電機 |
通信方式 | WIN(CDMA 1x EV-DO) |
サイズ | 49×99×25ミリ |
重さ | 約119グラム (約137グラム) |
連続通話時間 | 携帯電話:約180分(約360分) 無線LAN:約150分(約300分)※パワーセーブなし |
連続待受時間 | 携帯電話:約240時間(約480時間) 携帯/無線LAN:約150時間(約300時間) 無線LAN:約210時間(約420時間) |
カラー | シルバー |
メインディスプレイ | 2.3インチQVGAのTFT液晶 |
サブディスプレイ | 1.1インチ72×96ピクセルのTFT |
カメラ | 有効画素数127万画CCD(マクロ切り替えスイッチ装備) |
データフォルダ | 約40Mバイト(または1024件) |
日本語入力 | Advanced Wnn V2 |
外部メモリ | miniSD(1Gバイトまでサポート予定) |
無線LAN | IEEE802.11b/IEEE802.11g |
セキュリティ | 802.1x(EAP-TLS/TTLS/PEAP)、WEP(64/28)、WPA(TKIP/AES) |
発売日 | 7月28日 |
対応機能 | 遠隔オートロック、遠隔オートロック解除、遠隔データ消去、再ロック、閉じるとロック、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアー、バーコードリーダー&メーカー、au ICカード、GLOBAL EXPERT、赤外線、2カ国語表示、かんたんマニュアル、安心ナビ、EZナビウォーク、EZ・FM |
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