まるで“手帳”のような使用スタイルを実現する「W44T」。前回、その機能でビジネス情報の収集や商談・会議における利便性を証明した。今回はユーザーの移動中、そしてオフタイムの使用時を想定し、どれだけ便利に活用できるかを検証する。
ビジネスユーザーが望む多くの機能を1台に集約した“さりげなく全部入り”の「W44T」──。
前回は、ビジネス情報を効率的に収集でき、商談/会議においても有効となる高い利便性も証明した。今回はユーザーの移動中、そしてオフタイムの使用時を想定し、どれだけ具体的にスマートに利用できるかを検証しよう。
家電量販店で昨今、PDAに変わって売り場の多くを占有している電子辞書。書籍の辞書とは比較にならないほどコンパクトで検索性にも優れるメリットを有するためこれを携帯するユーザーも多いだろう。しかし本機なら国語・英和・和英合わせて13万6000語を収録する辞書機能「辞スパ」も標準で内蔵されている。例えば国語辞書は「カタカナ用語」も多く含まれ、正確なスペルの分からない外来語のチェックなども即座に行える。
便利なのは、携帯“ならでは”の連携機能。受信メールの文字列などから単語を範囲指定することで検索できる機能や、メール作成中に辞書機能をメニューから呼び出し、その内容をメールにコピー&ペーストする機能などがある。これら機能を活用することで、「この言葉の使い方、変ですよ」「スペル間違ってますよ」というような恥ずかしい指摘を受けることも限りなく少なくなるだろう。
携帯が地下鉄や地下街では使えない、というのはずいぶん昔の話だ。しかしエレベーター内やオフィスビルの奥まった場所や地下階など、局所的にケータイが使えない場所はまだ随所にある。すぐメールを送信したいのに、エレベーターから出てもまだ圏外だったという経験は少なからずあるだろう。
携帯は待受中でも一定間隔で基地局と通信し、位置登録を行うことで通話やデータ通信が行える仕組みになっている。これは「圏外」状態時も同じだ。そのため、圏外から電波が届く場所に移動しても、次に位置登録を行うまでの何秒かは「圏内」状態にならないこともある。
このようなフラストレーションを解消する心強い機能が「ベストコネクト」だ。「発話キーの長押し」で電波状況をチェックし、すばやく圏外状態を脱することができる。非常に細かな機能だが、もう電波が届いている場所のはずなのにまだ圏外だったという状況も自分で即座に解決でき、すぐメール送信/通話が行えるようになる。
また、送信失敗をバイブレーションで知らせてくれる機能も搭載する。電波状態が不安定な場所でメールを送信し、あとで送信できていなかったことに気が付くことがある。この機能により「送ったはずだったのに」という失敗も防げるだろう。とりわけ今やビジネスでもパーソナルでも必携のメール機能に強いのは大きなメリットになるはずだ。
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年7月31日