コンセプトは、徹底した「あんしん/かんたん/おまかせ」。NTTドコモのシニア向け・ユニバーサルデザイン携帯“FOMAらくらくホン”シリーズの新モデル「FOMAらくらくホンIII」(F882iES)が発売される。
らくらくホンシリーズは今まで累計で約770万台(2006年6月末現在)を販売し、うち約7割が現在も継続して使用中という人気シリーズとなっている。同機に求められる性能・機能には、「使いやすい/操作が簡単」であることをとくに重視するユーザーが多くを占め、らくらくホンシリーズ間の機種変更率や継続契約率も高いという。
FOMAらくらくホンIIIは、前モデル「FOMA らくらくホンII(F881iES)」と比較するとよりスクエアでプレーン、かつスリムなデザインに進化した。本体サイズは50(幅)×104(高さ)×19.5(厚み)ミリ、重量約113グラムと、厚みで約3.5ミリスリムになり、9グラム軽量となった。
“通話だけできればいい”わけではない40〜50代のユーザーから多くの要望があり、アウトカメラも23万画素から130万画素にスペックアップさせ、外部メモリスロット(miniSDカード)も搭載する。らくらくホンシリーズには、通話機能に特化した「らくらくホン シンプル」も存在するが、カメラやメールも使いたいセグメントに向けてアピールする考えだ。
本体左側面には音量調節ボタンと、平形ヘッドフォン端子を実装する。FOMA らくらくホンIIの音量調整ボタンは三角の矢印表示によるものだったが、らくらくホンIIIではより分かりやすいよう「大」「小」という表記のボタンとなった。また大/小ボタンの間に、触れただけでどちらのボタンかを判断しやすくするための突起が設けられた。本体の右側面には「スピーチボタン」とminiSDカードスロットを搭載する。
FOMA らくらくホンIIIでは、従来モデルにも存在したワンタッチアラームスイッチが一歩進化している。中央のボタンを押しながらワンタッチアラームスイッチを右にスライドさせると、約100デシベルの大音量アラームが鳴り、かつ指定先の番号へ自動的に音声発信することで緊急事態を知らせる機能を追加した。
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