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ニュース2006年09月11日 12時00分 更新
HP Consumer Fall Launch '06 リポート(iPAQ編):内蔵メモリ1Gバイトの最強・最小iPAQ登場PC編とプリンタ編に続く米Hewlett-Packardのアジア太平洋地域向けコンシューマー製品発表会リポートの最後を飾るのは、iPAQだ。上位モデルには1Gバイトのメモリを内蔵HPのコンシューマー向け製品でPCの「Pavilion」、プリンタの「Photosmart」とくれば、最後はPDAの牙城「iPAQ」だろう。日本でのPDA市場は年々縮小傾向にあったが、W-ZERO3やW-ZERO3[es]の登場によって(これらは正確にはスマートフォンだが)活気を取り戻しつつある。 今回、アジア太平洋地域で発表されたモデルは、「HP iPAQ rx4000 Mobile Media Companion」だ。製品名の“Mobile Media Companion”という言葉にピンと来た人も多いかと思うが、iPAQシリーズの中ではミドルレンジに位置付けられる。従来機のようにカメラを内蔵していたり、専用のAVランチャーを備えていたりといったギミックは持たず、シンプルなメディアプレイヤー/ビューワーに徹している印象だ。 主なスペックは下記にまとめたが、何より注目したいのは1Gバイトの内蔵メモリを備えていることだ(上位機のrx4540の場合)。これだけの容量を搭載していれば、ちょっとした動画の再生に加え、MP3/WMAプレイヤーとして使えるだろう。IEEE802.11g/bの無線LAN機能やBluetooth 2.0を内蔵するだけでなく、A2DPプロファイルをサポートしているので、Bluetooth対応のスピーカやヘッドフォンを別途用意すればワイヤレスで音楽を楽しめるのもポイントだ。 ![]() ![]()
OSはWindows Mobile 5.0で、CPUにはARM互換のSamsung製S3C2442A(400MHz)を採用する(写真=左)。IEEE802.11g/b対応の無線LANとBluetooth機能は標準で内蔵される(写真=中央)。別途Bluetooth対応のスピーカを用意すれば、ワイヤレスで手軽にサウンドを楽しめる(写真=右)
ツボを押さえたメディアプレイヤーで上位/下位モデルも期待大外観上のポイントは、操作ボタンが表面に一切なく、すべて側面に用意されていることだ。このデザインを取り入れることで、PDAというよりも“メディアプレイヤー/ビューワー”を意識していることがうかがえる。液晶画面は360度の回転表示が可能で、右側面のボタンを押すたびに画面が90度ずつ回転する。ボディは小柄ながら2.8インチの液晶ディスプレイを搭載しており、視認性は良好だ。 操作上のトピックは側面右上に用意されたホイールボタンだろう。左右に回転させることで項目の選択、押下することで決定となり、スケジュールの確認やWindows Media PlayerでMP3ファイルを選択するときに重宝する。電源ボタンを含めすべての操作ボタンが右側面にまとまっているので、慣れればボタンを見ずに扱えるようになるはずだ。 CPUは400MHzで動作するSamsungのS3C2442Aで、動作も機敏だ。バッテリーの駆動時間は現時点で不明だが、これまでの例を考えると非通信時で約10時間前後は動作すると思われる。機能面ではきわめてシンプルだが、大容量の内蔵メモリを武器に小型で多彩なメディアプレイヤーとして気軽に使えるモデルと言えそうだ。オプションで提供されるカラフルなケースからも、そのような用途が想定されているのだろう(日本でのiPAQのポジションを考えると多少の違和感を覚えるが……)。 発表会では見送られたが、本機をベースにした上位モデル/下位モデルにも期待が持てそうだ。PCやプリンタと同様、iPAQも現時点で日本での発売は未定だが、盛り上がりの兆しを見せているPDA市場の底上げ役として、一刻も早く登場してほしいところだ。 ![]() ![]()
右側面には電源ボタンやワンタッチボタンのほか、画面の変換ボタンが並ぶ(写真=左)。反対側にはUSB 2.0の端子やヘッドフォン端子がある。上面にはMMC/SDメモリカードスロットや録音ボタンが用意される(写真=中央)。ホイールボタンは右上にあり、左右の回転で選択、押下することで決定となる(写真=右)関連記事
関連リンク[田中宏昌,ITmedia] Copyright© 2012 ITmedia, Inc. All Rights Reserved. Special
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