NTTドコモは9月21日、三菱電機製FOMA端末「D900i」の不具合を修正するソフトウェア更新を実施すると発表した。対象台数は約35万台。
不具合の内容は、一部のIMCS(屋内基地局設備)のサービスエリアにおいて、通話/通信開始処理が適切に行なえず、音声通信およびパケット通信(メール、iモード)の発着信が不安定になるというもの。IMCSを利用した企業向け構内通話サービス「OFFICEED(オフィシード)」(8月8日の記事参照)でも、同様の不具合が発生するという。
今回のソフト更新には、上記の不具合への対応のほか、D900iのハードウェア制御に関する更新やメールやブラウザ機能の動作安定化など、より快適に利用するための更新も含まれている。
ソフトウェア更新期間は2006年9月21日から2007年9月30日。ソフト更新は、メニューから「設定」→「プライバシー」→「ソフトウェア更新」を選んで行う。パケット通信料は不要で、書き換えには2分から10分程度の時間が必要だ。また、全国のドコモの故障取扱窓口でも更新を依頼できる。
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